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国家公務員共済組合連合会 横浜南共済病院

患者ファーストの精神で医療を届ける、横浜市南部地域の基幹病院。救急にも24時間365日対応

災害拠点病院/神奈川県がん診療連携指定病院/地域医療支援病院/神奈川県DMAT指定病院/日本医療機能評価機構認定病院

専門性の高い医療を温かな心で届ける
患者中心がモットーの急性期基幹病院

長岡 章平病院長

長岡 章平病院長

横浜市立大学医学部卒業。同大学第一内科学教室に入局。国立横須賀病院(現・うわまち病院)などを経て、1998年に横浜南共済病院へ。膠原病リウマチ内科部長、副院長などを歴任した後、2017年4月に病院長に就任。 専門はリウマチ、膠原病の診断・治療。日本アレルギー学会アレルギー専門医、日本リウマチ学会リウマチ専門医。

昭和14年に横須賀海軍共済組合病院追浜分院として開院した『横浜南共済病院』は、横浜市南部医療圏における、三次救急に対応する病院だ。365日24時間対応の救急医療、内科系・外科系・周産期医療をはじめ幅広い診療科を備える基幹病院として、地域医療に貢献している。平成28年12月には新病棟が完成し、時代の先を見据えた医療体制がよりパワーアップした。
「腫瘍などの悪性疾患、心臓・脳などの血管疾患、消化管・肝胆膵などの消化器疾患、筋骨格系疾患、目・耳といった感覚器の疾患などに対する、必要とされる医療を、患者さんの立場になって提供できる病院をめざしています」と長岡章平病院長。重症度の高い救急患者の受け入れや高度医療だけに特化せず、複数の疾患を持つ高齢者にも対応。地域の高齢化に対応し、急性期医療から介護、在宅医療まで、地域の医療機関と連携してシームレスに行う体制の構築にも、日々力を注いでいる。

 

副院長メッセージ

松川 博史副院長

松川 博史副院長

スタッフステーションは仕切りのない「オープンスタッフステーション」となっており、スタッフと患者の間に垣根のない病棟空間を実現

スタッフステーションは仕切りのない「オープンスタッフステーション」となっており、スタッフと患者の間に垣根のない病棟空間を実現

病院機能のさらなる向上をめざし
「技術・設備」と「接遇」の充実へ

高度な医療を提供できる急性期病院であると、厚生労働省が位置づけるDPC(診断群分類別包括評価)対象病院に、平成18年に認定された同院。災害拠点病院、神奈川県がん診療連携指定病院などの機能も有し、病院機能の一層の向上に積極的に取り組んでいる。同時に地域医療連携やスタッフの接遇研修にも力を注ぐ。

横浜市南部医療圏における急性期医療の中心的な役割を担う同院。真摯に診療実績を重ね続けており、平成26年に厚生労働省より大学病院本院に準じた診療機能を有するDPCⅡ群(現特定病院群)に認定された。
「平成29年4月に外科から消化器外科と呼吸器外科が独立。より専門的な手術・治療を担当する診療科として、新たなスタートを切りました。その一方で緩和医療にも注力し、専門チームが患者さんとご家族を手厚くサポートしています」と松川博史副院長。平成28年には緩和ケア病棟を開設。がんになっても地域で安心して療養生活を送れるよう、地域の医療機関や施設との連携を強化している。
同院の理念「地域社会に貢献する病院として、患者中心の質の高い医療提供に努めます」に基づき、院内の職員教育や研修を重視し、「おもてなし」の心で患者に接する人材育成に取り組む。
「知識や技術、設備の充実だけでなく、ホスピタリティーとコミュニケーションを大切に、信頼される病院をめざします」

診療部長メッセージ 内科

髙橋 健一先生

診療部長/内科部長
高橋 健一先生

※高橋部長の「高」は、「はしご高」が正式な漢字です。

同院受診時には紹介状が必要。何かわからないことがあったら総合受付で聞くとスタッフが笑顔で対応

同院受診時には紹介状が必要。何かわからないことがあったら総合受付で聞くとスタッフが笑顔で対応

内科の患者はすべて受け入れる
安心して暮らせるよう医療体制を構築

同院の内科系診療科は、地域の医療機関で紹介状をもらって受診するのが基本。しかし、紹介状を持っていても、診療科の見極めが難しいケースはあるそうで、そんなときはまず内科が診療を担当。その場合も「どんな患者も断らない」をモットーに、内科系の全診療科が連携して、適切な治療に導く。

呼吸器内科、消化器内科、血液内科、内分泌・代謝内科など、内科系だけで8診療科がそろう同院。地域の高度医療の担い手として、専門的な内科治療が必要な新規紹介患者を毎日受け入れている。
「紹介状に、循環器や呼吸器など診療科の指定がない場合もあります。そんなときは各診療科が当番制で内科として初診を担当し、該当科に引き継ぎますので、どうぞご安心ください」と話すのは、内科診療を統括する高橋健一先生だ。
何科につなげば良いか、なかなか診断がつかない症例でも、「患者は断らない」をモットーに、内科系の全診療科が協力して、患者にとって最善の治療を探していくのがポリシーだという。
地域の医療機関とは年7〜8回、連携の会を開催して「顔の見える連携」を強化。高度急性期・急性期医療は同院で診て、病状が落ち着いたらかかりつけ医に戻すという体制が定着しつつある。
「まずはかかりつけ医を持っていただき、重篤な症状が出た場合は、主治医に相談の上、迷わず当院を受診ください」

診療部長メッセージ 脊椎脊髄外科部門

三原 久範先生

診療部長
整形外科部長/脊椎脊髄外科部門部長
三原 久範先生

術中CTと脊椎ナビゲーションを融合した先端の技術システムを導入。脊椎脊髄手術をより安全・確実に行うことをめざす

術中CTと脊椎ナビゲーションを融合した先端の技術システムを導入。脊椎脊髄手術をより安全・確実に行うことをめざす

高度技術と安全性の両立へ
難易度の高い手術にも積極対応

同院を代表する診療科の一つである整形外科。脊椎脊髄外科部門では同領域の専門知識と治療技術を持つ医師たちが、高度な治療を提供している。合併症を抱える難症例の患者も多く受け入れ、手術を希望する80代以上の高齢者にも対応。高い専門性と安全性の両立を追求している。

身近な疾患から難治疾患まで、ほぼすべての脊椎脊髄疾患をカバー。頸椎や首などを中心に年間約350件の手術実績(平成30年1月〜平成30年12月)を有し、アテトーゼ型脳性麻痺に合併した頸椎症性脊髄症の手術に関しては、日本でトップクラスの症例数を誇る。
「地域の基幹病院で脊椎脊髄を専門に診るわれわれのもとには、大きな合併症のあるハイリスクの患者さんが多く紹介されてきます。他科との連携により、難易度の高い手術を請け負うことが多いことも特徴です」と三原久範先生は話す。
腰椎変性側彎症などの難治疾患にも積極的に取り組む同部門では、難易度の高い脊髄手術を安全に行えるように、術中ナビゲーションシステムや術中超音波検査を導入。顕微鏡や内視鏡も利用し、安全かつ低侵襲な手術を心がけている。
「リハビリテーションなど術後のケアも重要です。手術をして終わりにならないように、継続性のある患者さん中心の医療を心がけています」

外傷整形外科部門

後藤 匡志先生

外傷整形外科部門医長
後藤 匡志先生

窓が大きく明るい雰囲気のリハビリテーション室。専門の療法士とドクターが連携し入院や治療中、早期からのリハビリテーションにも対応

窓が大きく明るい雰囲気のリハビリテーション室。専門の療法士とドクターが連携し入院や治療中、早期からのリハビリテーションにも対応

子どもから選手、高齢者まで
思いがけない外傷に24時間対応

整形外科の柱の一つとして整備された外傷整形外科部門。骨折や靱帯損傷、筋損傷をはじめ、さまざまな外傷に24時間対応している。特に、四肢外傷については、手術をして終わりではなく、患者の必要とする活動レベルを考慮した高度医療を提供。患者の希望に沿えるよう、多くの選択肢を用意している。

三次救急病院である同院には、地域医療機関からの紹介や救急搬送などで、毎日さまざまな外傷患者が送られてくる。転倒による高齢者の骨折や交通外傷、スポーツ選手の骨折や、子どものケガなど、外傷を負った患者に対応するのが同部門だ。
地域の高いニーズを受けて、整形外科内に新たに整備された同部門。脊椎・脊髄、股関節、スポーツ整形外科など、高い専門性を持つ整形外科医師が協力して、手術をはじめ高度治療に取り組む。
スポーツ整形外科が専門で、高度救命救急病院での勤務経験があり同部門を率いる後藤匡志先生は「四肢外傷の知識や、治療経験が豊富なことが強みです」と話す。さらに専門的、集学的な治療が必要な場合は高度医療機関に送るが、手術や保存療法など多くの選択肢を提供する点も特色だ。
「ケガを治すだけでなく、機能再建を考え必要とされる活動レベルへ戻せるよう各部門と連携して治療を行うことを心がけています」

スポーツ整形外科部門

山﨑 哲也先生

スポーツ整形外科部門部長
山崎 哲也先生

※山崎部長の「崎」は、山へんに立・可が正式な漢字です。

スポーツ整形外科部門では若手の育成にも尽力している。山﨑先生のもとで日々研鑽を積む高橋啓先生

スポーツ整形外科部門では若手の育成にも尽力している。山崎先生のもとで日々研鑽を積む高橋啓先生

アスリートに信頼される
「高度技術」と「心」の医療が信条

多くの実績と歴史を誇るスポーツ整形外科部門は、同院の看板となる分野の一つ。経験豊富なベテラン医師を中心に、より専門性の高い診療をチームで提供。妥協を許さない手術・検査、診療で指導者やコーチ、トレーナーとも絆を結び、国内外の多くのアスリートたちを診療している。

野球やラグビーなど、国内のスポーツ選手の治療のほか、スポーツチームのメディカル・サポートにも携わるスポーツ整形外科部門。「スポーツで生じた突発的なケガに対して、元の身体能力への完全回復をめざす、パーフェクトな治療を行うことが当部門の目標です」と語るのは、高校の野球部や、大学のラグビー部などのチームドクターを約20年間務める山崎哲也先生だ。
手術は侵襲の少ない関節鏡視下手術を原則とし、術後は理学療法士らと連携して早期にリハビリを開始。スポーツへの早期復帰を図る。スポーツ整形外科分野のエキスパートとして、後進の育成にも注力する山崎先生が最重視するのは、指導者やコーチ、トレーナーなどとの信頼関係の構築だ。
「現場で選手をサポートしてこそ、密な関係性を築くことができるのです」
まずはかかりつけ医に相談の上、紹介状を持って受診するとスムーズに診療を受けられるそうだ。

人工関節外科部門

柁原 俊久先生

人工関節外科部門部長
柁原 俊久先生

専門的な知識と治療技術をもった医師が「心」と「技術」の研鑽に努めている

専門的な知識と治療技術をもった医師が「心」と「技術」の研鑽に努めている

QOLの改善に大きく貢献する
股・膝関節の人工関節手術に対応

質の高い医療を実施する整形外科において、股関節や膝関節の疾患に特化した治療を行う人工関節外科部門。神奈川県南部地域における同分野の中心的施設として、専門性を生かした、より良い医療の提供を目標に掲げる。幅広い診療科との連携を強みに、合併症のある患者も受け入れる。

主に高齢者の股関節、膝関節に対して行う人工関節手術の一番の利点は、つらい痛みを取り、自分の足で歩ける状態をめざせること。若くても股関節の動く範囲に制限があり、痛みが強く、日常生活に支障を来す場合は手術を勧めている。
「手術の目的はQOL(生活の質)の向上です。実際に、多くの方が術後に痛みが和らぎ、早期に社会復帰されています。手術のために離職する必要は一切ありません」と、柁原俊久先生は力強く語る。
術後の日常生活を考慮し、股関節の人工関節手術では、上下にずれた関節をしっかり元の位置に戻し、左右の足の長さをそろえ、「跛行(歩行障害)なく歩けるようにする」点にまでこだわる、患者目線の治療を徹底している。
また、院内の幅広い診療科との連携にも注力。大きな合併症のある高齢者も、手術を受けられるよう力を尽くす。
「異常がなければ約20年間は使用可能ですが、術後も年に1回は受診して、必ずチェックを受けることが大切です」

泌尿器科

池田 伊知郎先生

泌尿器科部長
池田 伊知郎先生

2人の女性医師も日々診療にあたっている。尿失禁など男性医師には相談しにくい疾患では、女性医師を希望する女性患者が多い

2人の女性医師も日々診療にあたっている。尿失禁など男性医師には相談しにくい疾患では、女性医師を希望する女性患者が多い

急性期から終末期まで患者目線で
希望に寄り添う治療を提供

泌尿器科疾患全般を診る同科では、確立された標準治療を原則としつつ、患者の病状や全身状態、生活環境を考慮した上で、適切な治療を個別に適用する。患者の体への負担も考慮し、より安全で確実な治療の提供を7人の専門家でチーム医療でめざすことが、同院の泌尿器科の最大の特徴だ。

前立腺がんや膀胱がんなど、悪性腫瘍の手術に多くの実績がある同科。急性期病院として尿路感染症や尿路結石、尿路外傷などの救急疾患についても、積極的に受け入れている。手術だけでなく、ホルモン療法や抗がん剤などの化学療法、放射線治療など、多くの選択肢の中から、本人や家族の希望も大切にして、納得できる治療計画を決定する。これが同科のモットーだ。
優しい治療を信条とする池田伊知郎先生は、「優しい」の意味について「治療が低侵襲であること。患者さんへの言葉遣いや接し方に配慮して、経済的にも優しい治療を心がけています。また、がん患者さんが緩和ケア病棟に転棟されても、病室に顔を出すなど、できるサポートを継続させていただきます」と話す。
また、体に優しい低侵襲治療の実現に向け、平成31年3月末には手術支援ロボットを導入する予定だ。女性の腹圧性尿失禁や性器脱の手術療法も行っており、女性の泌尿器科専門医師2人がいることも女性にとっては心強い。

循環器内科

鈴木 誠先生

循環器内科部長
鈴木 誠先生

2018 年より機器もそろえ、心臓リハビリテーションを開始

2018年より機器もそろえ、心臓リハビリテーションを開始

救急患者に24時間体制で対応し
退院後の再発防止までフォロー

心筋梗塞や狭心症などの虚血性心疾患、心不全などの急性期治療から、不整脈をはじめとする慢性の循環器疾患まで、幅広い治療を実施。高度医療の提供のみならず、再発防止の教育にも力を入れ、運動療法や食事療法などを取り入れた「心臓リハビリテーション」も積極的に行っている。

心臓血管外科と連携し、虚血性心疾患、頻脈性不整脈から徐脈性不整脈、心不全、心臓弁膜症、失神、肺塞栓など、あらゆる循環器疾患に対して、迅速に検査・治療にあたる同科。救急患者にも夜間・休日を問わず24時間体制で対応している。
「どんな患者さんがいらしても対応できるように、チーム医療を徹底しています。不整脈や狭心症、心不全など、すべての心疾患に対し高度医療が提供できることが強みです」と鈴木誠先生。
虚血性心疾患に対するインターベンション治療や不整脈に対するペースメーカー移植治療、カテーテルアブレーション治療、植え込み型除細動器治療など高度医療を提供する一方、再発作を予防する二次予防も重視。多職種が連携して運動・食事・服薬を指導する心臓リハビリも積極的に行う。
また「地域で心臓病を克服しよう」という目標を掲げ、地域の医療機関との顔の見える連携を強化。開業医を対象とした勉強会を実施するほか、今後は市民への啓発活動にも力を入れる考えだ。

消化器内科

岡﨑 博先生

消化器内科部長
岡崎 博先生

※岡崎部長の「崎」は、山へんに立・可が正式な漢字です。

内視鏡検査機器は4台すべて新しい狭帯域光観察対応の光源装置を使用。苦痛の少ない内視鏡検査

内視鏡検査機器は4台すべて新しい狭帯域光観察対応の光源装置を使用。苦痛の少ない内視鏡検査

高い内視鏡技術とマンパワーで
幅広い消化器疾患に迅速に対応

食道・胃・小腸・大腸・十二指腸などの消化管と、肝臓・胆囊・膵臓の疾患を対象とする消化器内科。14人の医師を消化管のグループと、肝胆膵などのグループの2つに分け、各領域に精通したドクターによる、専門性の高い診療体制を整えている。横浜市立大学との密な連携も大きなポイントだ。

良性・悪性を問わず、幅広い消化器疾患に対応する消化器内科。医師の専門性に応じて、消化管と肝胆膵の2グループに分け、より精度の高い診療を提供している。より安全で苦痛の少ない内視鏡手術にも力を入れ、早期の食道がんや胃がん、大腸がん、前がん病変に対して、可能な場合は手術をせずに、内視鏡を用いた治療(内視鏡的粘膜下層切開剝離術など)を積極的に行っている。
膵臓がんについては、超音波内視鏡を用いて病変の一部を採取・評価する超音波内視鏡下穿刺吸引細胞診(EUS–FNA)など、大学病院レベルの専門性の高い検査・治療を行うことができる。
高度な医療や検査を実施する一方、患者への配慮も忘れない。「患者さんが安心・納得して治療に臨めるように、丁寧な説明を心がけています」と岡崎博先生。また、夜間・休日も必ず消化器内科医師が当直し、救急対応にも力を入れている。
外科とは週1回カンファレンスを行うほか、他科とも連携して、患者一人ひとりにとって最善の治療提供をめざす。

乳腺外科

加藤 直人先生

乳腺外科部長
加藤 直人先生

マンモグラフィ、超音波の検査を女性技師が、迅速かつ正確な診断をめざし行っている

マンモグラフィ、超音波の検査を女性技師が、迅速かつ正確な診断をめざし行っている

女性のニーズにきめ細かく対応
心と体に優しい医療がモットー

患者のニーズに応え、平成28年4月に乳がん治療・乳房再建部門が新設された。「一人ひとりに合った体に優しい医療を」をスローガンとする同科では、専門医師のチームによる高度医療技術のもと、術後の生活の質も考慮した最善の治療を心がけ、乳がん患者を全力でサポートする。

年間200人以上の新規乳がん患者を受け入れている同科。「患者さん一人ひとりに合った、体に優しい医療を大切にしています」と加藤直人先生は話す。
そのために力を入れているのが、患者の体に負担の少ない手術や治療だ。術後のQOLを考え、乳房温存手術が可能な場合は、美容性に配慮した温存手術を行う。乳房切除が必要な場合も、可能な限り乳頭・乳輪、皮膚を温存し、シリコンを用いた同時再建術を第一選択とする。
また、術後のリンパ浮腫などの後遺症にも配慮し、リンパ節温存を最大限行うことを徹底している。
手術療法のほか、放射線療法や化学療法などにも対応。患者の生活背景にも耳を傾け、体だけでなく心のケアにも力を注ぐ。「検査結果待ち」の不安軽減のため、マンモグラフィとエコー検査だけなら、受診当日の結果説明も実施。
「受診して良かったと思っていただけるよう、迅速な対応をめざします。再検査になっても過度に心配せず、早めに受診ください。全力でサポートします」

心臓血管外科

孟 真先生

心臓血管外科部長
孟 真先生

他科とも連携し、患者一人ひとりのニーズに細かく応え丁寧に治療することを心がけている

他科とも連携し、患者一人ひとりのニーズに細かく応え丁寧に治療することを心がけている

緊急大動脈疾患の救急手術にも24時間対応
下肢静脈瘤治療の幅広さが持ち味

心臓や大動脈などへの高度医療を提供する心臓血管外科。豊富な経験を持つエキスパートが24時間365日体制で治療に臨んでいる。平成25年4月〜平成29年3月の手術件数は724件。特に下肢静脈瘤の治療は、超音波を用いたレーザー・高周波焼灼手術、低侵襲ストリッピング手術、日帰り手術と幅広い治療が強み。

平成3年の開設以来、心臓・静脈・動脈に関する疾患に幅広く対応してきた心臓血管外科。循環器内科と常に協力し合い、24時間体制で大動脈疾患や、心筋梗塞、狭心症などの虚血性心疾患、頻脈性および徐脈性不整脈、心筋疾患、心臓弁膜症、肺塞栓など、さまざまな急性および慢性の循環器疾患に対して、検査・治療にあたっている。
「無駄な手術や医療はしない、無駄な薬はなるべく使わないをモットーに患者さんのためになることだけをやろうと思っています」と話すのは、日本静脈学会の理事も務める孟真先生。自分の家族を連れて行きたいと思える医療をめざす先生の信念はチーム全員に浸透している。
オフポンプ冠動脈バイパス術や腹部大動脈瘤に対する低侵襲なステントグラフト法においても、長い歴史と実績がある同科。その技術と経験を強みに、難症例についても積極的に受け入れている。下肢静脈瘤の治療のほか、透析患者の命綱となるシャント手術は、患者一人ひとりに合った手術を行っている。

産婦人科

沼崎 令子先生

産婦人科部長
沼崎 令子先生

医師9人のうち7人が女性医師。沼崎部長をはじめ、子育て中の医師もおり、女性ならではの悩みや不安に寄り添った診療も魅力の一つだ

医師9人のうち7人が女性医師。沼崎部長をはじめ、子育て中の医師もおり、女性ならではの悩みや不安に寄り添った診療も魅力の一つだ

地域を支える断らない産科医療と
女性の生涯に寄り添う婦人科医療

横浜市南部医療圏の分娩可能施設が減少する中、地域の産科医療を支えているのが同院の産婦人科だ。分娩だけでなく良性・悪性腫瘍、不妊症、更年期障害、遺伝相談など婦人科領域を広くカバー。質の高い医療の提供とともに、女性の生涯に寄り添う優しい医療を心がけている。

横浜市南部地域では分娩の取り扱いを停止する診療所や病院が相次いでいるという。こうした状況を受け、同院の産婦人科では年間数多くの分娩を扱い、ハイリスクの妊娠・出産にも対応。救急母体搬送も積極的に受け入れている。
「地域の産科医療を支える病院の使命として、分娩制限などは設けず、受け入れを断らない医療をめざしています」と力強く語る沼崎令子先生。
沼崎先生の専門である婦人科悪性腫瘍の診療にも力を入れており、子宮頸がん、子宮体がん、卵巣がんなどの悪性腫瘍に対して多くの実績がある。また、卵巣囊腫や子宮内膜症は基本的に腹腔鏡手術で対応。子宮筋腫や子宮腺筋症に対しても腹腔鏡手術を導入している。いずれも多様な治療法の中から、患者のニーズに合った治療を提供できることが強み。
また不妊内分泌、胎児精査超音波、遺伝相談などの外来も開設。女性のヘルスケアにも積極的に取り組み、骨粗しょう症や更年期障害などの治療に注力し、女性の健康を生涯サポートする。

眼科

林 孝彦先生

眼科医長
林 孝彦先生

各種手術や手術以外の疾患に3人のエキスパートが幅広く対応

各種手術や手術以外の疾患に3人のエキスパートが幅広く対応

眼疾患のスペシャリストが集結し
専門性を要する高度な医療を提供

地域の急性期病院の眼科として、白内障や緑内障などの各種手術や、手術以外の疾患にも幅広く対応。専門領域の異なる、各分野のエキスパート3人が、最新かつ最良の医療の提供に日々努めている。中でも角膜移植手術は難症例まで対応しており、全国でもトップクラスの実績を誇る。

ニーズの高い高齢者の白内障手術から、角膜移植手術、網膜硝子体手術、難治性の緑内障手術まで、幅広い疾患の治療にあたる眼科。白内障は希望に応じて日帰り、1泊入院どちらにも対応し、患者の負担が少ない低侵襲手術を実践。
同科の特徴について、林孝彦先生は「専門の違う医師3人が、それぞれの得意分野で、質の高い治療を提供できることが強みです」と話す。
先端の治療を提供する角膜移植は、神奈川県はもちろん、全国でもトップクラスの実績を誇り、海外からも患者が訪れる。緊急性の高い網膜剝離については網膜硝子体外科の専門家が、早期に網膜復位術や小切開硝子体手術を実施。最近増えている糖尿病網膜症では目に負担の少ない小切開硝子体手術を積極的に行うなど、他科と連携を取りながら病気の早期発見・早期治療に力を注いでいる。
この診療科の枠を超えた密な連携も強みの一つで、地域のかかりつけ医が、合併症のある患者を安心して紹介できるようにと注力している。

耳鼻咽喉科

生駒 亮先生

耳鼻咽喉科部長
生駒 亮先生

医師5人がチームワーク良く診察。患者のための医療をするという生駒先生の信念はチームに浸透している

医師5人がチームワーク良く診察。患者のための医療をするという生駒先生の信念はチームに浸透している

良性・悪性問わず幅広い疾患に対応
紹介患者の多さが地域の信頼の証

耳、鼻、喉のさまざまな疾患に対応する耳鼻咽喉科。近隣の医療機関と密な連携を図りながら、良性・悪性にかかわらず、地域からの紹介患者の手術や治療に力を注いでいる。ナビゲーションシステムを利用した鼻内内視鏡手術にも積極的に取り組み、患者の負担の少ない治療に力を入れている点も特徴だ。

良性疾患から悪性疾患まで、耳鼻咽喉科疾患全般を取り扱う同科。特に耳、咽頭、喉頭、鼻・副鼻腔の疾患や、頸部の良性腫瘍などに対しては、積極的に手術を行っており、年間手術件数は神奈川県内でもトップレベルだという。
中でも最も多いのが慢性副鼻腔炎の手術だ。「ナビゲーションシステムを使った内視鏡手術に取り組み、できる限り患者さんの負担が少ない治療をめざしています」と生駒亮先生は話す。また、実際の検査画像を患者と一緒に見ながら、病状を丁寧に説明し、納得して治療が受けられるように配慮しているという。
一般的に外科で行うことの多い甲状腺腫瘍にも対応するほか、難治性突発性難聴に対して有効性が高いとされる鼓室内ステロイド療法を施行。いびきや睡眠時無呼吸症候群も積極的に診療するなど、カバー領域の幅広さも同科の強みだ。
高い技術力を生かし、年間約1500人の紹介患者を受け入れる同科。今後も地域の医療機関との連携をさらに強化し、地域医療に一層貢献していく。

救急科

松本 順先生

救急科部長
松本 順先生

救急科の専門の医師が救急の外来に専従。救急搬送症例などの救急患者への初期診療を実施している

救急科の専門の医師が救急の外来に専従。救急搬送症例などの救急患者への初期診療を実施している

24時間365日断らない救急を実践
新病棟の完成でハード面が充実

救急科は主に平日診療時間内に救急の外来での診療を担当。救急科の担当医4人が専従し、救急患者への初期診療にあたっている。スピーディーかつ正確に診断を下し、救急外来から各専門診療科による診療がスムーズに移行できる体制整備を進める同院は、夜間・休日も病院全体で断らない救急の実践を図る。

横浜市内の南部医療圏における三次救急病院である同院は、救急患者約1万5000人、救急車搬送約7500台に対応。平日診療時間内は救急科が、夜間休日は循環器系、消化器系をはじめ、常時約10人の当直医が24時間365日断らない救急を実践する。
新病棟の完成により最も充実したのが救命救急センターの機能だ。救急病棟に20床を配置したほか、外来のスペースを拡張し、救急の外来に隣接する放射線部門や内視鏡室を新設。検査や処置を迅速に実践するための動線が整備されたことで、初期診療がよりスムーズに、効率的に実施できるようになった。
「救急医療は救急科のみで完結するものではありません。当科で適切な評価および初期治療を行い、各専門診療科へ確実につなぎ、専門性の高い治療を迅速に提供することで、質の高い救急医療を実現できるのです」と松本順先生は話す。
地域医療機関との関係強化にも注力。
「何科に紹介すれば良いか迷うときは、まずは救急科にご連絡ください」

緩和支持療法部門

藤澤 順先生

緩和支持療法部門部長
藤澤 順先生

がん終末期だけではない
早期から支える緩和ケア

「がん患者のつらさをやわらげ、『生きる』をささえる」を理念とする同科。「緩和支持療法部門」には、がん患者には、治療中の段階から緩和ケアが必要だという強い想いが込められている。
「医師や看護師、薬剤師、管理栄養士、医療ソーシャルワーカーのほか、必要な場合は精神科の医師や臨床心理士なども加わり、チームで支えます」と藤澤順先生。緩和ケア病棟は20床。最期を迎える場所となるだけではなく、つらさが緩和されれば退院し、地域で安心して療養できるよう医療機関と連携も図る。

麻酔科

渡邊 至先生

麻酔科部長
渡邊 至先生

神経ブロックに注力
安全性と除痛効果を追求

手術中はもちろん、術前・術後の管理を担う麻酔科では、術後の痛みの軽減のため「超音波ガイド下神経ブロック」を積極的に行っている。従来の点滴による鎮痛法は、ふらつきや強い吐き気など、副作用を伴う場合もあるそうだが、超音波を使って神経の走り方を見極めると、より適切な位置に、必要最低限の薬剤で安全に処置することをめざせるという。
「手術は痛いから、痛みを適切に軽減し、より質の高い回復を提供する時代に。近年麻酔の安全性も大きく向上しているのでご安心ください」と渡邊至先生。

放射線科 診断部門

萩原 浩明先生

放射線科部長
萩原 浩明先生

検査画像を素早く診断
適切な報告書でサポート

CTやMRI、RI(核医学)検査などの画像を画像診断専門の医師が読影して、早急に診断報告書を作成。各科の医師へ配信する速さと正確性を強みに、臨床医から厚い信頼を集める同科。救急は報告書をリアルタイムで仕上げることを徹底し、同院の高度医療を支えている。
地域の医療機関からの検査依頼にも年間約1500件対応。「適切な検査報告書や、結果を迅速に返送する対応の速さ、異常が見つかれば院内の専門科でそのまま診る体制から近年、依頼数が増加しています」と萩原浩明先生。

放射線科 治療部門

田山 芳史先生

放射線科部長
田山 芳史先生

効果的で副作用が少ない
体に優しい治療に努める

乳がんや前立腺がん、肺がんなどの放射線治療に多数の実績がある同科。新鋭の機械や治療法を取り入れ、経験豊富な放射線治療の専門家2人による、高精度で副作用の少ない治療が強みだ。
放射線治療と聞くと、「病気が進行している」と不安になる人も多いため、がん患者や家族の精神的なサポートにもチーム一丸で注力。高い効果が期待でき、手術よりも体に優しい治療であると説明し、安心して治療が受けられるよう尽力している。「放射線治療の力をもっと知ってもらいたい」と田山芳史先生。

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