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医療法人産育会 堀病院

(神奈川県 横浜市瀬谷区)

小川 幸 院長

最終更新日:2022/09/22

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妊娠・出産を中心に産婦人科と小児科に対応

横浜市瀬谷区、相鉄本線三ツ境駅近くにある「堀病院」は、60年以上にわたり、地域の周産期医療を支えてきた、産婦人科と小児科の専門病院。医療の質、ホスピタリティー、快適性にこだわり、安心で安全な分娩の提供を追求するとともに、思春期から更年期まで女性のトータルヘルスケアを提供する。2022年から病院運営を担うのは、横浜市立大学医学部出身の小川幸(みゆき)院長。大学病院や中核病院で早産をはじめ難しいケースの分娩を多数手がけてきた経験を持つ。病院の歴史や特徴を生かしつつ、さらに時代に合った病院をめざし、現在の母親やファミリーのニーズに応える医療やサービスを提供したいと語る。院長就任後すぐに、核家族化や少子化で孤立しやすい子育て中の母親をサポートしたいと、産後ケアもスタートさせた。今後は、思春期までの親子のカウンセリングや、無痛分娩にも取り組みたいと意欲的な小川院長に、診療の特徴や母子を支える工夫、展望などについて聞いた。(取材日2022年8月3日)

まず、こちらの病院の成り立ちや特徴について教えてください。

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当院は、1959年に初代院長の堀健一先生によって「堀産科婦人科医院」として開設され、1972年に「堀産科婦人科病院」へと改称。1979年の小児科開設を経て、1989年に現在の「堀病院」となりました。妊娠・出産を中心とした女性のトータルヘルスケアをサポートすることをめざし、思春期から、周産期、更年期まで長いお付き合いができる体制を整えています。また小児科には小児科医師が24時間365日常駐しており、新生児に対応しています。当院所有の救急車があり、365日24時間体制で陣痛が始まったら、助産師または看護師が同乗してご自宅などへお迎えに伺うのも特徴です。緊急搬送などにも早急に対応できます。さらに退院時には、入退院用送迎車でご自宅までお送りすることができますし、いずみ中央駅、立場駅、弥生台駅から当院までの送迎用バスも運行して、通院の負担を減らせるようにしています。

このエリアで、とても多くの分娩を手がけていると聞きました。

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近隣はもちろん、横浜市、神奈川県内から多くの患者さん、妊産婦さんが来院されます。確かに分娩の件数は多いのですが、分娩件数にこだわるよりその質の維持に力を注いでいます。「質の高い医療、食事や接遇などのホスピタリティー、快適性」の3つにこだわり、安心で安全であることはもちろん、満足できるお産を経験していただくために、レベルの高い医療とサービスの展開を志していくのが当院の使命と考えています。帝王切開を経験した妊婦さんの経膣分娩(トーラック)、骨盤位(逆子)・双胎(双子)などの経腟分娩も、一定の条件がそろい安全に配慮した対応ができると判断できた際にはお引き受けするなど、妊婦さんやご家族の希望にできるだけ寄り添った分娩を提供できるよう努力しています。また、近隣の二次医療機関、三次医療機関との連携も強固に保ち、緊急時の母体・新生児搬送には、当院所有の救急車を活用しています。

入院生活や、産後のサポートにも力を入れているそうですね。

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産院を選ぶ際には入院生活を重要視される方も多いので、当院では妊産婦さんにより快適に過ごしていただけるおもてなしに注力しています。毎食2種から選べる食事やエステティックのサービスに加え、全個室に完備したタブレットでスケジュール管理や各種予約ができ、子育て基本知識のビデオ学習も可能となっています。入院生活では食事が大きな楽しみですから、産後の体をいたわり、母乳がよく出るように、栄養のバランスのとれたメニューをご用意し、栄養面だけではなく味にもこだわり四季折々の食材を使用しています。また、妊娠中には両親学級や助産師による分娩指導、入院中には沐浴指導、退院指導などもきめ細かに行っています。退院後1週間頃には赤ちゃんとお母さんの健診・母乳相談などを行い、助産師や看護師が相談に応じます。さらにお母さん方が安心して赤ちゃんとの生活を進められるように、産後ケアのプログラムも用意しています。

婦人科や小児科にはどのような特徴がありますか。

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妊娠・出産に限らず、思春期から周産期、産褥期、更年期とさまざまなライフステージがある女性のトータルヘルスケアを支えることもめざしていますので、婦人科領域でも高い専門性を有した医師が在籍しており、月経異常や不正出血、性器のかゆみ、おりもの、月経痛、膀胱炎、子宮がん検診、性行為感染症検査、避妊相談、母体保護手術、更年期に関する症状など幅広く対応しています。小児科では、赤ちゃんの健やかな成長・発達を手助けし、母子ともに健康な生活を送ることを目的に乳幼児健診や予防接種を行っています。月齢に応じた離乳食の進め方など、栄養士による個別指導も行っています。また小児科外来では、赤ちゃんから中学生ぐらいまでのお子さんの外来診療を行っています。循環器、アレルギー、喘息、肝臓などの小児の疾患に対する専門的な診療にも対応していますし、病気だけでなく成長や発達に関するご相談にも応じています。

院長としての展望を聞かせてください。

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歴史ある病院として積み重ねてきた信頼や実績を生かしながらも、妊産婦さんや患者さんへの対応という面では、もっと今の時代に合った産婦人科中心の病院にしたいと考えています。例えば、核家族や少子化が進む中で育児に悩みを抱えるお母さん方も増えていますので、出産後もずっと寄り添っていけるような病院になりたいと考え、産後ケアの取り組みも始めたところです。今後は、健康や成長の相談ができるカウンセリングなどを開設して、お子さんが思春期ぐらいになるまで子育てのサポートができる病院にしていきたいと考えています。お産についても、より快適に安心して体験していただけるように、安全を重視した無痛分娩も取り入れていきたいと準備しています。妊娠や出産を中心に、お母さんとお子さん、そしてご家族にずっと寄り添っていけるような病院をめざして、いっそう進化していきたいと考えていますので、見守っていただければと思います。

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小川 幸 院長

1996年横浜市立大学医学部卒業。同大学附属病院の臨床研修医を経て、同大学産婦人科教室に入局。藤沢市民病院ではNICUにおいても研鑽を積む。その後、横浜市立大学附属病院や市民総合医療センターで周産期診療に携わる。2018年堀病院に入職。2022年5月より現職。両親が医師という環境に育ち、社会で活躍する女性を応援したいという思いと、研修医時代、分娩に立ち会った感動から産婦人科へ進んだという。

自由診療費用の目安

自由診療とは

子宮がん検診(横浜市)頚がん:1360円、子宮がん検診(横浜市)体がん:2620円、性感染症検査:6180円~、アフターピル:7040円、妊娠検査(初診)10000円、妊婦健診:7000円~

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