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医療法人順正会 横浜鶴ヶ峰病院

(神奈川県 横浜市旭区)

田中 淳一 病院長

最終更新日:2021/09/14

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急性期医療と地域医療の活性化に努める

1982年に島田理事長により設立された「横浜鶴ヶ峰病院」は、島田理事長が順天堂大学医学部の出身であったことから、同大学病院の基本精神である「名医たらずとも良医たれ」をもとに運営され現在に至る。内科、外科、整形外科に加えて眼科、皮膚科、歯科、泌尿器科など幅広い診療を行うと同時に、内視鏡検査を含む健康診断や併設の総合健診センターによる人間ドックにも力を入れて取り組んでいる。2020年に病院長に就任した田中淳一病院長は消化器外科が専門で、長年大学病院で腹腔鏡手術を行ってきた。その経験を生かして、内視鏡中心の診断から治療を実践、患者の身体への負担が少ない治療を積極的に行っている。高度の急性期医療を追求しつつ、地域との連携で地域住民のための医療・保健・福祉・介護の包括的な提供をめざす田中病院長に、病院の特徴について聞いた。(取材日2021年6月16日)

病院の特徴や今現在力を入れていることは何ですか?

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現在力を入れて取り組んでいることは、地域医療連携センターを中心とした地域の医療機関や介護施設などとの連携です。私は3年前に当院に赴任してまいりましたが、それまでは大学病院でいわゆる先端医療と呼ばれる外科治療を多く行ってきました。しかし当院がやるべきことは地域医療です。当院は二次救急を引き受ける救急指定病院ですが、基本的な役割としてあるのは急性期から終末期における、入院治療、外来診療、および訪問診療であり、多角的に地域住民の健康を維持していくことです。また当院では、病気になる前に病気の原因となるものを早期に発見するため、健診と人間ドックにも力を入れています。もし病気のサインが見つかれば迅速に二次検診として精密検査を行い、必要であれば治療、さらに手術をするといった流れになります。これは病院に併設している総合健診センターの大きな利点であり、この地域で検査から治療まで完結できるようにしています。

地域連携に力を入れているのですね。

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当院で対応できるものは責任を持って診療しますが、範囲を超える場合は然るべき医療機関にご紹介をしています。大学病院や神奈川県立がんセンターといった地域の大規模病院との病病連携も大切にしていて、特に神奈川県立がんセンターとは密に連携し、神奈川県立がんセンターにて、がん診療連携施設として登録されています。当院で患者さんを受け入れた後、急性期の治療はがんセンターで、抗がん剤や治療後のフォローは当院、大きな検査があるときは再びがんセンターでというように相互に患者さんを受け入れています。同時に地域医療のために旭区の医師会はもちろん、区役所や町内会、自治会との連携も強化し、区長や福祉保健センターの職員と盛んに意見交換も行っています。また地域のクリニックの先生方には、当院のCTやMRIなどの検査設備を使って検査していただくなど、地域全体で包括的に地域住民の皆さんの健康を支えていけるように取り組んでいます。

各診療科の強みや特徴を教えてください。

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私の専門である外科では、腹腔鏡手術による先進的な治療を行う低侵襲内視鏡外科治療センターを開設しています。内視鏡外科手術のできる外科医師を集め、セカンドオピニオンも含め治療を行っています。腹腔鏡による低侵襲手術は従来の開腹手術に比べて傷が小さく、多くの場合術後翌日から立って歩けるほど患者さんへの負担が軽いのが特徴です。内視鏡検査の数も多く、特に上部消化管内視鏡検査は2019年1月~12月の間で5523件、コロナ禍の2020年1月~12月の間でも5049件実施。内科系では石山泰二郎名誉院長の専門である血液内科が特徴的です。神奈川県内には血液内科を標榜する病院は少ないため、紹介患者さんも多く受け入れています。整形外科では手術だけに頼らない保存治療や、ニーズに応じたオーダーメイド医療を行っています。その他、循環器疾患や糖尿病、膠原病・リウマチ、認知症や物忘れ、脳卒中などの疾患にも対応しています。

幅広い病気に対応できるのは大きな強みとなりますね。

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神奈川県にお住まいの人でも病気になると東京都内の高度先進病院や専門病院を選ぶ人が少なくありません。ただ、行ってみたい病院と行って良かった病院は必ずしも一致するものではありません。今は患者さんやご家族が病院や医師を選べる時代。病院は来院した患者さんにきちんと答えを出し、患者さんの満足のいく診療や手術をする必要があります。インターネットのクチコミサイトなどに書かれたマイナスの意見も真摯に受け止めて、自分たちは何が足りなかったのかを考えて対応していく、それがうまくいけば評判につながり受診して良かったと思っていただけ、すべてがハッピーになるはずです。行って良かったと思えば家族にも勧め、友達にも紹介するでしょう。そういう病院になりたいですね。地域の皆さんにはもっともっと当院の良いところを知っていただき、選んでいただける病院になりたいです。

最後に今後の展望とメッセージをお願いします。

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旭区は横浜市の18区の中でも高齢者率が高いため、急性期治療をきちんと行いながら、地域住民の健康と生命を維持するためにさまざまな窓口や機関と協力して取り組むことで、地域に信頼される病院となるよう努めてまいります。病院の良さは病院に来なくてはわからないこともあります。以前勤務していた大学病院では、小学生や中学生を実際の手術室や内視鏡室に招き体験会を開催していました。今後は地域の小中学校の校長先生とも話をしながら学外活動に協力していくほか、地域の防災訓練などの行事にも積極的に参加してまいります。病院も地域の一員として関わっていくことで、開かれた病院として根づいていきたいと思います。

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田中 淳一 病院長

1978年東北大学医学部卒業。秋田大学医学部第一外科、米国Cleveland Clinic Foundation特別研究生、昭和大学北部病院消化器センター教授、中国大連医科大学付属大連市中心医院客員教授、中国四川省濾州医学院客員教授、昭和大学藤が丘病院消化器外科教授、横浜鶴ヶ峰病院低侵襲内視鏡外科治療センター長を経て2020年より現職。医学博士。専門は消化器外科。腹腔鏡手術に精通する。

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