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医療法人社団愛成会 京浜総合病院

(神奈川県 川崎市中原区)

岩崎 浩 院長

最終更新日:2020/11/25

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地域のニーズに応え、質の高い医療をめざす

JR南武線武蔵新城駅より徒歩3分。駅前商店街に隣接する「京浜総合病院」は1958年の開院以来、武蔵新城の住民に長く親しまれてきた地域の中核病院である。内科、外科、小児科、整形外科、産婦人科など10の診療科目に対応し、胃や大腸の内視鏡検査など検査にも力を入れ、また女性医師による乳腺外科・糖尿病などの外来も設置。アットホームな雰囲気と、質重視の医療で地域の信頼を集めている。一般病床184床のうち40床は障害者病床として社会復帰をめざす患者と家族をサポート。在宅医療にも取り組み、高齢化社会を迎え急激に変化する医療制度の中で、地域住民のニーズに柔軟に対応し、地域医療を支える存在となっている。2018年より病院運営を担う岩崎浩院長は、2003年、前院長の永井孝三先生とともに同院に入職し、地域医療に貢献してきた。専門は消化器内科で、今も毎日のように内視鏡検査に携わる。「得意な分野も生かし、心の通う医療を提供したい」。優しい笑顔と穏やかな語り口が印象的な岩崎院長に、同院の診療の特徴や今後の展望を語ってもらった。(取材日2019年7月11日)

まず、こちらの病院の成り立ちや特徴について教えてください。

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当院は、1958年に65床の「京浜病院」としてこの場所に開設されました。1962年に「京浜予防医学研究所」を併設して臨床検査の拡充をはかり、増改築を繰り返しながら1967年に「京浜総合病院」と改称し、現在に至っています。川崎市中原区内の基幹病院として、また「京浜メディカルグループ」の中核的存在として、一般診療・救急医療・予防医学・健康診断など総合的な医療活動を展開してきました。小児科、産婦人科、眼科、泌尿器科など10の診療科目があり、昔ながらの親しみやすい雰囲気が特徴で、赤ちゃんから高齢の患者さんまで、家族ぐるみで来院される方も少なくありません。特に産婦人科では、現在まで多くのお産を扱い、小児科とともに地域に信頼される病院としての役割を果たしています。また各診療科では、それぞれの領域のベテラン医師が診療を担当するため、迅速に診断を行い、適切な治療につなげていくことができるのも特徴です。

専門外来や、地域に求められる医療に注力しているそうですね。

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糖尿病、乳腺外科、循環器、呼吸器に関する専門外来を開設しているほか、消化器、肝臓、内視鏡、膠原病についても専門の医師による診療を行っています。乳腺外科の専門外来では女性医師による診療や女性検査技師によるマンモグラフィ検査を行っております。最近はインターネットなどで調べて遠方から来られる患者さんも増えてきており、地域という枠を超えて多様な患者さんに対応しています。内科では、私を含め消化器内科・内視鏡検査を専門とする医師が4人常勤しており、胃や腸の内視鏡検査を数多く実施し、がんの早期発見、ポリープ除去など早期治療に力を入れています。また子どもの患者さんの多い耳鼻咽喉科は、学校を休まなくても通院できるように診療時間を拡充して午後の診療も設けました。さらに眼科では要望の多い白内障の日帰り手術・入院手術や硝子体手術を行うなど、地域のニーズに応える医療提供を心がけています。

地域における役割についてどのようにお考えですか?

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川崎市は人口増加の傾向にあり、この辺りも子育て世代が多く、とても活気があります。その一方、やはり高齢化が進み、地域の診療所や介護施設から入院治療が必要な高齢の患者さんが紹介されてくることも増えています。重篤な場合は近隣大学病院と連携しながら治療を受けていただくようにしていますが、住み慣れた地元の病院に入院したいという方や、また急性期治療後もすぐに在宅に戻れない患者さんも少なくありません。そこで、当院では療養病床も設けて、できるだけ患者さんやご家族の要望に応えています。どのような患者さんにも平等に良質の医療を提供することも地域の中核病院としての重要な役割です。当院に通院されている方はもちろん、急性期や慢性期を問わずこの地域の患者さんは無条件に受け入れており、まさに地域とともにある病院と自負しています。今後はさらに他の施設との連携も進め、地域医療の橋渡し的な存在になりたいと考えています。

病院としての、今後の展望をお聞かせください。

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超高齢社会を迎え、急激に変化する医療制度の中で、当院のような規模の急性期病院にとっては厳しい医療環境となっています。しかし、地域に根差した病院として、また京浜メディカルグループの一員として、予防医学や患者さんの健康管理にも留意しながら今後も、急性期医療の旗を降ろさずに進んでいきたいと考えています。そして、外来部門などを充実し、専門性を生かして地域のニーズに応える医療にも力を入れていきたいと考えています。地域連携も深めたいと考え、現在、開業医の先生が必要と診断した場合、電話予約で当院で内視鏡検査を受けられる連携体制を準備しています。患者さんの通院にかかる負担を軽減するとともに、地域でのチーム医療を実現したいと考えているのです。また訪問看護や往診を中心とした在宅医療にも取り組んでいますが、今後は慢性期だけでなく終末期医療も視野に入れた対応を考えていく必要性を感じています。

最後に読者へメッセージをお願いします。

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当院は地域とともに歩みながら、質の高い医療と心の通う温かい対応をめざしています。親子2世代で出産されたり、家族ぐるみで来院されたりする方も多く、また長く勤める医師や職員も多いため、とてもアットホームな雰囲気が特徴です。院長として、地域に頼りにされていることを肌で感じるとともに、高齢化が進み医療環境も変化する中で、地域の中核病院としての責任を実感しています。地域のニーズにお応えするために、乳腺外科や糖尿病の専門外来を設け、内視鏡検査などの検査にも力を入れ、予防医学や健康診断にも積極的に取り組んでいます。開業医の先生や大学病院、介護施設との連携も大切にしながら、出産から、高齢の方の入院まで、がんや生活習慣病にも対応し、地域の皆さんに役立つ病院でありたいと考えています。何でも気軽にご相談ください。そしてより良い病院となるために、何かお気付きの点は遠慮なくお聞かせいただきたいと思います。

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岩崎 浩 院長

愛媛県出身。帝京大学医学部1989年卒業。同大学医学部附属溝口病院、関連病院などで診療や研究に携わる。専門は消化器内科。2003年京浜総合病院に入職。2018年6月より現職。院長として病院運営を担うとともに、内科診療や内視鏡検査も担当し多忙な日々を送る。趣味はスポーツ観戦。「内視鏡の技術も生かし、がんなどの早期発見で地域医療に貢献したい」と語る、医療人としての強い信念が感じられるドクターだ。

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