乳腺外科(医療法人五星会菊名記念病院)｜ホスピタルズ・ファイル

最終更新日：2023/09/06

乳腺外科

診療科・部門紹介

幅広い乳腺疾患のあらゆる段階にスピーディーに対応。不安に思う女性の体と心に寄り添う診療を実施

検診から手術、抗がん剤治療まで乳がんをはじめとする乳腺疾患に幅広く対応。画像診断部や他の診療科との協力体制のもと、患者一人ひとりに合わせた検査・診断から治療までをスピーディーに提供。2021年10月からは乳がん切除後の再建術も開始し、経験豊かな医師が乳がん治療のあらゆる段階で質の高い医療の提供に努めている。不安に思う女性が落ち着いて受診できるように診療は本館横にある落ち着いた雰囲気の女性専用の外来棟で行い、触診、マンモグラフィ、超音波検査・造影超音波検査なども棟内で完結。マンモグラフィと超音波検査は女性の検査技師が担当することで、受診へのハードルを下げ病気の早期発見をめざす。

女性専用の外来待合室は明るく、落ち着いた雰囲気だ

安心の提供をめざし診療にあたる

スタッフ紹介

責任者

井手佳美乳腺外科部長

2002年浜松医科大学医学部医学科卒業。富士宮市立病院外科、豊橋市立豊橋市民病院外科、がん研有明病院乳腺科、浜松医科大学医学部附属病院第一外科助教、昭和大学病院乳腺外科助教・講師を経て、2020年菊名記念病院乳腺外科に着任、2021年より現職。日本外科学会外科専門医、日本乳癌学会乳腺専門医。

メッセージ

がんや悪い病気が疑われる人には、早く治療につなげるために診断してあげることが大切です。しこりがあると思って受診された人が何もないとわかると、「すみません、何かある気がして……」と恐縮されることがあるのですが、病気が見つからず大丈夫だった人も継続的に検診を受けていただけるように「良かったですね。これからも続けていきましょうね」という気持ちで接しています。患者さんは病気がなくて良かった、私たちは安心を提供できたということで、そういった思いを患者さんと共有していきたいです。また、治療が必要になった場合、家族の予定と治療の兼ね合いを考えている人も多いので、家族構成などをお聞きしつつ、治療のタイミングなどを決定していければと思います。日本人は乳がんの罹患率が増えていますが、検診を受ける人は欧米に比べて少ないので、お誕生日の月に受けていただくなど、まずは定期的に検診を受けていただきたいです。検診を受けていても心配な症状があるときはいつでも早い段階で診察の予約をお取りください。

スタッフ

久保内光一先生

1976年慶應義塾大学医学部卒業。1982年関連施設3ヵ所で勤務後、1992年父の診療所を継ぐ。28年間、開業医として診療を通じて地域医療に貢献した後、2021年10月に菊名記念病院乳腺外科に入職。日本外科学会外科専門医、日本乳癌学会乳腺専門医。

メッセージ

当院乳腺外科は3人体制で全員が日本乳癌学会乳腺専門医の資格を持っており、乳がんの検査に対して自信を持っております。検診を受けることで乳がんの患者さんを減らすことにつながりますので、病気を見つけるためというネガティブなものではなく健康であることを確認するために、ぜひ症状のない人も受けてください。もしも何か症状があったときはかかりつけの先生にご相談いただき、お気軽にお越しください。また、次の検診までの間に自分の胸をときどき触ってみる“ブレスト・アウェアネス”もとても大事な習慣です。乳房は自分の体の一部なので関心を持っていただければと思います。

紹介医療機関の先生方へ

乳がん検診を行われている先生方には、要精査になった人をご紹介いただければ、患者さんになるべく満足いただける形で治療をしてまいりますので、ぜひともご紹介をお願いいたします。また、乳がん検診専門ではなくても画像検査や患者さんから相談を受ける機会のある内科の先生につきましても、判断に迷われるときや不安の強い患者さんがいらっしゃる場合は、当院に気軽にご相談いただければと思います。地方や大きな病院ですでに手術をされていて、お薬の処方が残っている人のフォローもお受けいたします。あらゆる乳腺疾患における“質の高い便利屋さん”のような存在として、地域の先生方に頼りにしていただければうれしいです。