消化器部門(医療法人五星会菊名記念病院)

最終更新日：2023/09/06

消化器部門

診療科・部門紹介

苦痛の少ない内視鏡検査を実施。急性期疾患から悪性疾患、慢性疾患まで幅広く迅速に治療を行う

食道・胃・大腸といった消化管をはじめ、胆のう、膵臓、肝臓の良性疾患から悪性疾患まで広く扱う。内視鏡検査では、専門のスタッフの手技と鎮静剤の使用で痛みの少ない検査を実践。緊急性が高い場合は受診日に検査を受けることも可能だ。病気が見つかった場合には、消化器内科と外科が治療方針を相談し、ごく早期の上部消化管のがんに対する内視鏡治療での切除、進行がんにおける低侵襲の腹腔鏡手術を含めた外科的手術など豊富な治療の中から適切な治療を選択。患者の不安を少しでも軽減できるようにスピーディーな対応を心がける。また、標準治療が難しい高齢の患者には補助的治療を実施。残りの人生が少しでも良い時間となるように努める。

消化器内科と外科、診療科の垣根を越えた連携を行う

内視鏡的逆行性胆道膵管造影（ERCP）を利用し、より精細な検査をめざす

スタッフ紹介

責任者

清水一起外科部長

1993年千葉大学医学部卒業。茅ヶ崎徳洲会病院、共愛会病院、奄美大島にある名瀬徳洲会病院、東京西徳洲会病院、久我山病院での勤務を経て2017年菊名記念病院外科に着任。2021年12月より現職。専門は一般外科、消化器外科。日本救急医学会救急科専門医。

メッセージ

患者さんやご家族がどういう人生を過ごしたいかが大切だと思っています。もちろん外科としては高い技術の手術を提供することは大切なことではありますが、悪性疾患の治療にはどうしても限界があります。私たちは地域の病院として、手術ができないからそこで終わりではなく、患者さんとご家族のご要望を聞きながら、その先の人生をつくっていくことをお手伝いしたいと考えています。また、地域のニーズに合わせた医療を提供するのが当院の方針です。胆石症の治療などの手術であれば、金、土、日曜日を活用するなど生活のリズムを崩さずに治療をすることも可能ですので、お気軽にご相談ください。

スタッフ

花村祥太郎消化器内科部長

2008年昭和大学医学部卒業。昭和大学藤が丘病院に勤務後、2020年4月より現職。日本消化器病学会消化器病専門医、日本消化器内視鏡学会消化器内視鏡専門医。地域のために気軽に受診できる病院をめざすとともに、専門の医師による質の高い医療の提供を実践する。

メッセージ

消化器内科では、症状があって受診した患者さんを苦痛から解放することをめざすと同時に、要望にいかに応えていくかを重視しています。内視鏡検査は、おなかが痛い、胸やけがするといった症状の原因を調べたり、がんを早期発見したりするための重要な検査になります。つらい思いをしたことによって検査から遠ざかっている人もいらっしゃるかもしれませんが、当院ではできる限り苦痛を抑えながら気楽に検査を受けていただき、内視鏡検査を習慣づけていただけるように努めています。胸焼けや胃が痛いなど日常的な症状の診察もさせていただいていますので、困ったことがあれば気軽に受診してください。

横川裕子先生

2012年産業医科大学卒業。九州医療センター、産業医科大学病院、産業医科大学若松病院、福島労災病院でなどでの勤務を経て、2023年4月より入職。日本消化器病学会消化器病専門医、日本消化器内視鏡学会消化器内視鏡専門医、日本肝臓学会肝臓専門医。

メッセージ

これまで、がんや腸炎などさまざまな消化器内科領域の疾患を扱い、特に抗がん剤治療を多く行ってきました。その経験を生かして、これまで大学病院やがん専門病院に紹介していた患者さんも、遠くまで通院することなく当院で治療が続けられるようにしていければと考えています。日々の診療では、患者さんの性格や家族、社会背景を踏まえて進めることを大切にしています。地域の皆さんにはぜひ、1年に1度健康診断を受けるなどご自身の健康をご自身で意識していだきたいと思います。その上で気になることがあれば病院を活用してください。その中で信頼関係のつくれる医師と出会っていただきたいですし、私たちを選んでいただければうれしいです。

紹介医療機関の先生方へ

内視鏡診療をされる開業医の先生も多いと思いますが、治療には入院施設が必要になるためクリニックで対応が難しい患者さんはご紹介ください。コミュニケーションを密に取り、手術は当院で、その後のフォローはかかりつけの先生にという連携による関係性を築くことで、地域医療に貢献していければと思います。また地域のニーズに応えるべく、がんだけではなく、消化器内科ではピロリ菌除去や食道炎などに、外科では急性腹症、鼠径ヘルニアや胆石症などにも対応しています。