医療法人五星会

菊名記念病院

診療科・部門紹介

高齢者の大腿骨頸部骨折など外傷を多く受け入れ。他科との連携で手術からリハビリテーションまで迅速に対応

地域の急性期病院の一つとして、増えつつある大腿骨頸部骨折など外傷の救急患者を多く受け入れている整形外科。70代、80代はもちろん90代や100歳といった高齢の患者をなるべく寝たきりにさせないため、同科のスタッフ、救急や当直の医師、看護師、手術室のスタッフ、麻酔科との滞りのない連携で、受け入れから手術まで迅速に対応している。手術後はリハビリテーション科との協力で可能な限り手術翌日からリハビリをスタート。休日もスタッフが交代で対応し早期の離床に努める。2021年4月に江黒剛部長が就任してからは膝の人工関節手術や腰の除圧術および固定術の治療を開始するなど、腰や膝の慢性疾患の治療にも注力している。

精度の高い治療をめざすため、各科との連携を強化

リハビリテーション科との連携で、最短で手術翌日からリハビリが可能だという

スタッフ紹介

責任者

江黒 剛整形外科部長

2000年昭和大学医学部卒業。同大学病院整形外科学教室入局。鹿児島県の今給黎病院（現・いまきいれ総合病院）、福島県の太田綜合病院附属太田西ノ内病院、都立荏原病院、関東労災病院での勤務後、聖隷沼津病院整形外科医長、山梨赤十字病院整形外科部長、あそか病院整形外科部長を経て、2021年4月より現職。医学博士。日本整形外科学会整形外科専門医。

メッセージ

この地域は坂道が多く、病院も坂の途中にあります。そのため雨が降ると救急車で運ばれてくる患者さんが多いです。2022年1月に関東地方を襲った大雪の後は、救急搬送がひっきりなしでした。けがを予防するために、雨や雪の日にはあまり無理に外出しなくてもいいので、その代わり、天気の良い日や条件の良い日は頑張ってお散歩など運動していただきたいと思います。ご高齢の方はどうしても身体能力が弱ってきてしまいますので、できる範囲で、よく体を動かすことを意識してみてください。当院では、早期に手術を行いできるだけ早くリハビリテーションを開始しています。手術後2、3日であってもベッド上の生活になるとその後の離床は進まず、誤嚥性肺炎や尿路感染、血栓症などの合併症のリスクが高まるため、早い対応ができるように心がけています。気になることがあれば遠慮なくご相談ください。

診療実績

※【期間】2019年4月～2020年3月