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東邦大学医療センター 大橋病院

(東京都 目黒区)

岩渕 聡 病院長

最終更新日:2022/05/10

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強みを持つ診療分野で地域完結型医療に貢献

東急田園都市線池尻大橋駅北口から徒歩3分、国道にも近い好立地の「東邦大学医療センター 大橋病院」は、目黒区、世田谷区、渋谷区を中心とした地域医療の中核病院として60年近くの実績を持つ。2018年には現在の新病院に移転。「患者第一」をコンセプトに、以前より敷地面積・延べ床面積を広げ、病床数を抑えることでゆとりある療養環境を整え、敷地内には多くの樹木を配置するなど、都市部ながら緑豊かな景観を実現している。もちろん、各診療分野の高度な診断・治療に対応できるよう設備の充実も図られた。同院の岩渕聡病院長は、「当院の役割は地域に必要な高度急性期医療、急性期医療を迅速にご提供することです」と話す。「そのためには地域の医療機関との密接な連携が重要で、当院で診療可能な分野、得意とする診療内容などを生かして、地域完結型医療の実現に貢献したいと考えています」。そうした同院の診療面での特色、新病院によるメリットなどを岩渕病院長に詳しく聞いた。(取材日2022年4月4日)

この病院の地域での役割を教えてください。

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当院は目黒区、世田谷区、渋谷区を中心に高度な医療まで地域内でカバーする「地域完結型医療」を支える急性期病院の役割を担っています。この地域には、開業医の先生方から規模の大きな病院まで多数の医療機関がありますが、そうした中でも当院らしい得意分野を磨き、ご紹介いただく先生方に選ばれる病院をめざしています。設置する診療科は幅広く、小児救急も含む救急医療、多様ながん治療、甲状腺をはじめとした内分泌疾患などのほか、特に循環器および頭部に関する診療は大きな強みといえるでしょう。循環器は、循環器内科で不整脈、狭心症・心筋梗塞など心臓の病気を薬物や血管内治療で治療し、大動脈弁狭窄症のTAVI(経カテーテル的大動脈弁留置術)による治療も可能です。心臓血管外科では自己心膜を用いた大動脈弁形成術をはじめ、患者さんの体への負担を抑えた外科治療を行います。頭部も脳卒中をはじめ緊急性の高い治療に積極的に対応しています。

新病院ではどのような点が充実したのでしょうか?

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「患者さん第一」の考えのもと、ゆとりある療養環境を実現しました。個室や特別室も増室し、入院時のご希望に対応しやすくなっています。また、患者さんに安心して過ごしていただけるよう、新病院には「患者サポートセンター」を設置しました。これは入・退院支援部門、ソーシャルワーカー室、がん相談支援センター、患者相談部門などを1ヵ所にまとめ、医師、看護師、メディカルソーシャルワーカー、薬剤師、栄養士、医療事務の多職種連携により問題解決にあたる部署です。同センターではスムーズな入院手配、ご不安なく退院できるようなサポートのほか、必要な場合は転院先もご紹介します。診療面では、エックス線画像で治療箇所を確認しながら治療できる「ハイブリッド手術室」を含む9室の手術室に加え、ICU(集中治療室)6床、HCU(高度治療室)12床、SCU(脳卒中集中治療室)6床を備え、感染症の受け入れに有用な陰圧個室も設置しています。

地域医療で重視されている分野をご紹介ください。

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地域に欠かせない二次救急医療機関として、当院では今後も24時間365日の救急医療に力を入れていきます。救急科の外来がある3階には救急車両専用の出入り口が設けてあり、救急と同じフロアにあるICU、HCUでの集中治療にもスムーズに移行可能です。しかも、救急医療の専任医師による迅速な治療に加え、各診療科の医師と協力した高度な救急医療まで対応。脳卒中の患者さんは脳神経外科と連携し、SCUも活用しながら、例えば脳梗塞にはt-PAによる血栓溶解療法、カテーテルでの血栓回収療法にも対応します。また、小児の救急医療も24時間体制で、そのうち平日17時から19時は当院の夜間窓口、平日20時から23時までは目黒区および近隣の小児科のご協力による「目黒区平日夜間小児初期救急診療」で診療しています。地域に不足しがちな膠原病・リウマチ、甲状腺などを専門とする医師が在籍するのも当院の特色です。

がん治療、女性の病気の治療などにはどんな特色がありますか?

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東京都内で高度ながん診療体制が整備された病院として、肺・胃・大腸・肝・乳・前立腺の各部位のがんに対し、地域のがん診療の中核的な役割も担っています。新病院になり、がんの病巣に集中して放射線を照射する精度重視の治療が可能な装置を導入。抗がん剤をはじめ各種の化学療法を外来で受けられる外来化学療法室には、治療用ベッドを11床設けるなど、がん治療の環境がさらに充実しました。加えて、乳がんの治療にも力を入れており、新病院には早期発見に有用とされる3Dマンモグラフィ機器のほか、超音波で確認しながら細胞診などの検査が行える機器も設置しています。また、産婦人科は女性に特有の悪性腫瘍、子宮頸がん、子宮体がん、卵巣がんなどの診断と治療を行っています。産婦人科の教授、スタッフには女性医師も多く、女性の患者さんも受診しやすいのではないでしょうか。

最後に、地域に向けて取り組みたいことを教えてください。

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2020年から続く新型コロナウイルス感染症の影響で、近隣の医療機関からご紹介いただく患者さんの数が減少しています。当院からの発信不足により、患者さんが治療を受ける機会を逃すのは地域医療にも大きなマイナスと感じています。医療機関の先生方と直接お話しする機会が減っても、例えばオンラインなどで当院の得意分野、各診療科の医師の思いなどはお伝えできるでしょう。どのような症例に当院が適しているかをご提示し、患者さんのご紹介先を選ぶ際の参考になればと考えています。もちろん、患者さん自身が当院を紹介先に選んでいただければ、さらにありがたいことです。一方で、高度急性期病院という当院の役割から、治療を終えた患者さんには適した医療機関を積極的にご紹介するなど、より地域連携を進めることも今後の課題と考えています。当院の強みを生かしつつ、地域医療のハブとなる病院をめざしたいですね。

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岩渕 聡 病院長

1984年東邦大学医学部卒業。1988年同大学院医学研究科修了。医学博士。同大学医学部脳神経外科で助手、講師、助教授、教授を担う。ニュージーランド・オタゴ大学、アメリカ・シカゴ大学へ留学経験も持つ。2008年から東邦大学医療センター大橋病院脳神経外科教授、同院脳卒中センター長も兼務。2018年から現職。日本脳神経外科学会脳神経外科専門医。専門は脳卒中、脳血管内治療、顔面けいれん・三叉神経痛など。

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