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医療法人社団青泉会 下北沢病院

(東京都 世田谷区)

菊池 恭太 院長

最終更新日:2024/10/08

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足から患者の人生を支えることをめざす

下北沢駅から徒歩約5分の場所で、国内でも数少ないとされる足の病気と糖尿病の総合的な診療に取り組んでいるのが、「下北沢病院」だ。整形外科、糖尿病内科、血管外科、皮膚科、形成外科、麻酔科などを専門とする医師と、看護師やリハビリテーションスタッフ、管理栄養士をはじめとするメディカルスタッフとのチーム医療により、専門的で高度な医療に努めている同院。足のトラブルや糖尿病の治療・予防を通じて、足から患者の人生を支えることをめざしている。そんな同院の院長に2024年8月に就任し、「全身の健康のために足を大事にするという考えを、多くの方に持ってほしいですね」と話す菊池恭太先生に、同院の特徴や取り組みについて、詳しく話を聞いた。(取材日2024年7月30日)

こちらは、どのような病院ですか?

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当院は、2016年以降ずっと足の横断的医療を行ってきました。足のトラブルなら何でも当院に相談に来ていただいて、足の総合病院として診療をするというのが、基本的なコンセプトです。現在は主に3つのセンターで構成されます。「下肢・足病総合センター」では、さまざまな下肢・足のトラブルの診療を行っています。足のなんでも相談所となり、治療を通じて歩行を守り、健康寿命の延伸に寄与することをめざしています。「糖尿病センター」では、糖尿病の重症化予防や合併症で苦しむ患者の内科的診療に加えて、肥満や生活習慣の改善による発症・重症化予防にも積極的に取り組んでいます。栄養指導や運動指導なども交えた内科診療は当院の強みといえます。「下肢血管・創傷センター」では、足の血流障害や潰瘍・壊疽などの診療を行います。できるだけ切断を回避して足や歩行を温存することは当院の使命です。また下肢静脈瘤に対する手術も多く行っています。

個人的に力を入れていることはありますか?

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最も大切なのは、足と歩行をワンストップで守ることだと考えています。そのために3つのセンターが強固に連携し、軽症から重症の足病や、糖尿病、生活習慣の管理も含めて治療しています。私は下肢全般の骨格・筋・関節の手術に力を入れてきました。中でも、外反母趾などの足部変形の手術治療を得意としています。外反母趾は、手術は必要ないと判断されることも多いのですが、形の問題だけではなく、体重を支える機能が崩れてしまうのです。当院では、困っているのなら積極的に手術をし、見た目はもちろん、体のバランスがしっかり取れるように治療することを提案しています。当院は外反母趾の手術件数が全国的に見ても非常に多いので、ぜひ相談してください。基本的に当院では、歩行の維持を最優先の手術適応として考えており、膝や股関節の人工関節手術のほか、足専門以外ではあまり行わないような足の甲や指の変形性関節症などの手術も多く行っています。

ほかにも特徴的な取り組みをしていると伺いました。

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「足の見えるか検診」や「ベストウエイトプログラム」など、いつまでも健康に歩けるようにサポートする取り組みです。足の見えるか検診では、水虫や乾燥などの皮膚爪のトラブル、下半身の骨格や筋力、血流、歩容やバランス、足底圧、関節の可動範囲などを総合的に検査してアドバイスを行っています。またベストウエイトプログラムでは、肥満症に対する適正体重をめざす外来診療を行っています。肥満症治療は近年、新しい治療薬も登場し、当院でも処方が可能です。医師や専門スタッフによる一人ひとりに合わせた栄養指導や運動指導、必要に応じた薬の処方などにより体重や生活習慣の管理を行っています。

病院を運営するにあたって心がけていることはありますか?

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当院では、非常に専門性の高い医療を提供しており、それはこれからも継続していきます。同時に、専門性の前に基本的な医療人としての常識も大切にすること。専門に特化するあまりに、当たり前のことに無関心にならないよう気をつけています。もう一つは、足の治療は手間がかかり、入院期間も長く、足の重症患者では他の全身状態にもさまざまな問題が出てくるなど、スタッフもかなり大変です。そこをあえて頑張っているスタッフ皆と一緒に苦労をともにして仕事を楽しみたい、そういうポジティブな環境や雰囲気を整えられるよう心がけたいです。

最後に読者へのメッセージをお願いします。

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全身の健康のためには歩行維持を大事にしなければなりません。専門性を有する医師と医療スタッフが密に連携してこのことにアプローチすることは、この規模の病院だからこそできる取り組みだと思っています。患者の悩みを尊重し、今までとは違った角度から治療提案ができることもあると思います。足や歩行や糖尿病などでお困りであれば、気軽に当院へ受診してください。

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菊池 恭太 院長

2002年北里大学卒業。同大学医学部整形外科での研修医、助教を経て沖縄県立北部病院で僻地医療に従事。その後、横浜総合病院整形外科、創傷ケアセンター勤務などを経て、2016年より下北沢病院足病総合センター長。2024年より現職、下肢・足病総合センター長兼務。日本整形外科学会整形外科専門医。北里大学整形外科非常勤医師。

自由診療費用の目安

自由診療とは

足の見えるか検診/レギュラープラン 5万5000円・プレミアムプラン 8万8000円

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