院長メッセージ(医療法人社団弘生会 東都三軒茶屋リハビリテーション病院) | 病院・総合病院・大学病院を探すならホスピタルズ・ファイル

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医療法人社団弘生会東都三軒茶屋リハビリテーション病院

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中村 利孝院長
Toshitaka Nakamura

プロフィール1973年、東京大学医学部卒業。産業医科大学整形外科教授、産業医科大学副学長・病院長、国立国際医療研究センター病院長などを経て、2017年より「東都三軒茶屋リハビリテーション病院」院長を務める。日本整形外科学会整形外科専門医。「医療の最前線にいるのは患者さん。そこで病と闘っておられる方々には、尊敬の気持ちを持つことが大切」として、同院の基本方針として「寄り添っていく医療」を掲げている。

医療と介護の橋渡しで自宅復帰をサポート

社会の高齢化が進む中、急性期治療を終えた患者の自宅復帰をどう支えていくかはとても重要なテーマになっている。そんな中、「東都三軒茶屋リハビリテーション病院」は2017年にリニューアルを実施。リハビリ施設の不足に悩む地域の声に応え、回復期リハビリテーション病棟と療養病棟の両方を持つ病院として、新たなスタートを切った。回復期リハビリテーションでは、脳血管障害から運動器障害、肺機能障害まで、幅広く患者を受け入れ、 理学療法士、作業療法士、言語聴覚士を中心とするチームによる総合医療を実施。「医療と介護の橋渡し」を行うことも回復期リハビリ病院の使命の一つとして、医療ソーシャルワーカーによる情報提供やケアマネジャーとの密な連携による生活構築支援にも、積極的に取り組んでいる。「寄り添っていく医療」を基本方針として同院を率いる院長の中村利孝先生に、回復期リハビリテーションへの取り組みを中心に、病院の特徴について話を聞いた。
(取材日2019年3月29日)

この地域では回復期の受け入れ機関が必要だったのだそうですね。
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もともとこの地域は慢性期疾患の患者さんを診る療養型病院が多く当院もその1つでした。世田谷区は東京の中でも昔から住んでいる人が多く、核家族化が進む中でお一人で生活されるご高齢者も多い所。急性期医療が終わり要介護認定が取れても、すぐ自宅に戻るのが難しい患者さんも多く、急性期病院とご自宅をつなぐ場をつくる必要がありました。一方、昨今の医療制度改革の大きな流れの中で、急性期治療が終わってもすぐには自宅に戻れない患者さんの受け皿として登場していたのが、回復期リハビリテーション病棟や地域包括ケア病棟です。そこで当院も地域のニーズの受け皿として、2017年に回復期リハビリ病棟を新設するに至りました。回復期リハビリ病棟の患者さんは、脳血管障害か運動器障害、心肺機能障害等をお持ちの方。そこに運動療法、作業療法、摂食機能療法という3つの手段を組み合わせて使うことで、機能の回復をめざしていく治療を行っています。

リハビリテーション病棟の特徴について教えてください。
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当院のリハビリテーションはマンツーマンの受け持ち制で、午前1時間、午後1時間が原則。必要であれば、さらに1時間行うこともあります。急性期病棟との最大の違いは、理学療法士(PT)、作業療法士(OT)、言語聴覚士(ST)という、患者さんと過ごす時間が長い専門職を中心としたチームで医療を行っていくのが特徴です。リハビリの内容や生活管理については、この3職種に医師や看護師、管理栄養士、医療ソーシャルワーカーなどを加えたチームで、一人ひとりについてミーティングを開催。その上で本人やそのご家族と面談をし、リハビリの進捗状態を共有して、治療後の生活を考えていくのに欠かせない情報、例えば地域の医療・介護制度や介護申請のやり方などについてもきちんと伝えることを大事にしています。回復期リハビリテーションを担う病院は、ただ治療するだけでなく、きちんと自宅復帰への橋渡しをすることも、重要な業務だと思っています。

特に介護との連携が重要になるのですね。
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そうですね。もちろん介護がいらない状態、独立して暮らせる状況にまで回復すれば一番良いのですが、現実には介護が必要な方は多いです。その場合、地域にあるさまざまな介護資源、例えば入浴サービスやデイケア、訪問看護といったものをうまく組み合わせて、退院後、その方がご自宅での生活を維持できるようにしなければいけません。その設計を担当するのがケアマネジャーです。要介護になった方については、患者さんとの面談の時にケアマネジャーに来てもらい、十分に打ち合わせを重ねながら環境を整え、対応していきます。また、回復期リハビリテーション病棟は、疾患ごとに入院日数が決まっていますが、私たちはそれを「医療が提供できる限界」とは捉えていません。「その期間内に患者さんの機能を十分改善し、次のステップに円滑に進んでもらうためのわれわれの努力目標」と考えて、円滑な介護への移行を心がけています。

病院が大事にしている価値観はどんなものでしょうか?
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私たちは、病気を持っている「人」、病気によって機能が阻害された「人」に医療を提供しているのであって、疾患を診ているわけではないということです。病気を持っておられて、それに立ち向かっている患者さんには、親しみとともに尊敬の念を持つようにしていますし、それは職員にも話しています。医療では、いつも前線にいるのは患者さんで、われわれ医療者は後方部隊なんです。病と闘っておられる方々には、尊敬の気持ちを持つことが大事だと思いますね。当院には、重篤な状態が続いている方々が入院されている療養病棟もあり、そちらでは看取りも行っています。そちらとも共通で言える、当院の基本は「寄り添っていく医療」かなと思います。

最後に、今後の展望について一言お願いします。
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医療は人を診るもので、疾患を診るものではない、というのは医療の本質的な考えです。また、脳血管障害であれ心機能障害、がん、骨折、関節障害とどんな疾患を経た場合であれ、われわれが持っている急性期治療後の治療手段は、運動療法、作業療法、摂食機能療法の3つのみ。逆に言えば、この3つはどんな疾患を経た方にも適用でき、最も重要な治療なんです。ですので今後の展望としては、この3つの手段を充実させることが一つ。運動や日常生活の動作の訓練である作業療法はもちろん重要ですが、特に高齢者にとって食事や飲み込み、話すことはとても大切なので、この領域のリハビリにも、今まで以上に力を入れていきたいと思っています。あとは、現在行っている脳血管障害、運動器障害、肺機能障害からのリハビリの中でも、今後は心血管障害や呼吸器障害など個々の状態に合わせ、より細かくカスタマイズしたリハビリを提供できるようにしていきたいですね。

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