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医療法人社団緑成会 横浜総合病院

(神奈川県 横浜市青葉区)

平元 周 院長

最終更新日:2020/11/25

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高い技術と誠意で診療する地域の中核病院

緑あふれる青葉区の高台に位置する「医療法人社団緑成会 横浜総合病院」は、1988年に開院して以来、区内有数の中核病院として地域住民の健康を守り続けてきた。特に循環器、脳神経、消化器では内科、外科の垣根を越えた診療部門を立ち上げ、高度なチーム医療を行っていることが特徴だ。離島の無医村に育った平元周院長の原点は、地域の役に立ちたいという思い。長年、救急の現場に立った経験を生かし、地域になくてはならない病院づくりに情熱を傾けている。脳神経外科医として脳死に接する機会が多いことから、患者、家族が死を受け入れ、その人らしい最期を迎えるためにターミナルケアにも力を入れている。インタビューでは、病院の特徴や地域医療、患者さんへの思いなど、ときおりユーモアを交ながら、わかりやすく話してくれた。平元院長の誠実な人柄が伝わってきた。

はじめに病院の歴史と地域での役割についてお聞かせください。

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当院の前身は1976年にすすき野で開業した100床規模の横浜北中央病院です。1988年に現在の場所に移転して、ベッド数を300床に増やし、横浜総合病院と改称しました。それ以来、横浜市北部の中核病院として地域医療を担ってきました。青葉区の患者さんが6割を占め、都筑区、川崎市麻生区、宮前区からの患者さんも比較的多いですね。また、入院患者さんの8割が60歳以上の方です。二次救急病院としての役割を果たすため、常勤医を増やすなど救急診療の体制整備には力を入れてきました。地域の医療機関との連携を密に取り、開業医さんから紹介や救急、入院の要請があれば、原則として100%受け入れることをめざしています。高度な専門治療は、近隣の大学病院など専門機関を紹介しますので、幅広い疾患を安心して受診していただける体制です。

特に大きな特徴といえるのは、どんなところでしょうか?

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大きな特徴といえるのは、内科、外科の専門医同士が垣根を越えて連携する、いわゆるセンター方式の診療部門を立ち上げていることです。例えば、循環器疾患に対しては、循環器科と心臓血管外科が連携し、内科的なカテーテル治療、外科的なパイパス手術などを柔軟にスムーズに提供することが可能です。循環器のほか、脳神経、消化器、腎臓、創傷ケアなどでもこの方式を採用し、複数科の専門医やスタッフが連携しています。超高齢者社会では、地域の医療機関と連携して診療することが重要ですが、それを支援する「地域医療総合支援センター」も新設しました。ここでは病床管理、退院支援、地域連携、在宅診療を担当する部門が一体となって、患者さんと地域の医療機関、施設のサポートを行っています。クリニックからの紹介を受け、入院を調整し、患者さんの生活背景を調べて退院に向けて準備し、必要なら施設の紹介や訪問診療も実施しています。

先生が医師になった理由と、医療に対する思いを聞かせてください。

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私は北海道の利尻島の出身で、子どもの頃に無医村の時期も経験しました。実家は寺で、両親が地域に貢献する姿を見て、自分も世の中に還元できるような人間になりたいと思って医師になりました。だから、自分が暮らす町で、望めばいつでも最善の治療が受けられることが大切だと思うのです。へき地医療をやりたいと思っていたので、医学部1年の時に奄美大島、徳之島に行って寝泊りしたりしました。聖路加国際病院で研修をしていた時に、へき地医療や障害者医療の話をしていると「君、うちの科に来なさい」とある先生が声を掛けてくれました。それが脳外科だったんです。外科も内科もできるようになって地元に戻るつもりでしたが、道立病院がなくなってしまって、こちらに残りました。へき地医療も最後にチャンスがあればやってみたいと思いますが、今は自分が暮らす、この地域の医療を良くしたいという気持ちが強いですね。

脳神経外科医として、臓器移植にも関わってこられたそうですね。

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1992年から当院で脳死患者さんの腎臓提供を行ってきました。日本では臓器提供が少ないと言われていますが、提供意志を持った方はたくさんいらっしゃいます。ただ、それが家族に伝えられていないことが多いと感じます。例えば、患者さんが脳死状態でもう助からないとご家族にお話ししても、最初はそんなはずはない、この病院やこの医師が悪いから助からないのではと考えてしまいます。ご家族にきちんと説明し、納得がいく治療を行い、死を受け入れていただいて、臓器提供に導くように努力してきました。おそらく全国有数の提供数だと思います。医療には不確実性と限界があり、絶対はありません。最後をどうするのか、がんを告知してほしいか、臓器提供を希望するか、延命治療を行うのか、患者さん自身が決めて、周囲の人に伝えておくことが重要です。その意志を尊重し、当院ではきちんとした看取りの医療をしていくことを心がけています。

最後に、今後の病院の展望と読者へのメッセージをお願いします。

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これまで脳外科医として救急の現場でやってきましたので、やはり「困ったときにいつでも診てくれる病院」であることが一番大切だと思っています。これからも救急を中心とした急性期医療の充実には力を入れていきます。また、脳卒中や心筋梗塞を予防するには、原因となる糖尿病、高血圧、高脂血症などを適正に治療、指導することが重要です。認知症もこれらの生活習慣病と関係します。これについては、開業医の先生との連携をより強化して、地域に役立つ診療をしていきます。日本人の三大死因であるがん、脳卒中、心臓病、さらには認知症を早期発見するように、あざみ野駅前に附属健診クリニックもオープンしました。ぜひ、健診を受けるように、地域の方々に働きかけていきたいですね。病院理念に掲げた「心技一如」は、高い技術と誠意で理想の医療を追求するという意味。目の前の症状だけでなく患者さんの背景まで考えた医療を行っていきたいと思っています。

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平元 周 院長

1979年弘前大学医学部卒業。聖路加国際病院、弘前大学脳神経疾患研究施設、北品川病院を経て、1989年に横浜総合病院脳神経外科に着任し、2004年より現職。東邦大学客員講師。日本脳神経外科学会専門医、日本救急医学会救急専門医。専門は脳卒中、頭部外傷、救急医療。

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