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早期発見や予防に役立つ脳ドック
治療まで一任できる施設を選ぼう

医療法人社団 明芳会 横浜新都市脳神経外科病院

(神奈川県 横浜市青葉区)

最終更新日:2024/11/25

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脳卒中をはじめとした脳疾患は、がんと並ぶ日本人の主な死因の一つだ。その予後は医療技術の進歩によって改善に向かっているが、より健やかな老後を送るには病気の「早期発見」と「予防」が欠かせない。将来起こり得る脳疾患を予見し、適切にリスクをコントロールするための手段に「脳ドック」がある。脳ドックはさまざまな医療機関で受診できるが、受診先によって検査後の対応が異なるため、受けることはもちろん、受けた後のサポート体制にも注目して受診先を選ぶことが大切だ。「横浜新都市脳神経外科病院」脳神経外科医師の疋田ちよ恵先生に、脳ドック受診の意義や受けるべき人、受診先の選び方などについて話を聞いた。(取材日2024年10月1日)

30歳を過ぎたら1度は受けたい脳ドック。受診時は結果説明のタイミングや専門の医師の在否などをチェック

Q脳ドックとは、何を目的に行うどのような検査なのでしょうか。

A

MRI検査では、脳の断面図を撮影して状態を把握する

脳ドックは、脳疾患の前兆を早期に見つけ、発症を防ぐために実施する検診コースの一つです。脳梗塞や脳出血、くも膜下出血などを主とする脳卒中は、直前まで元気に見えた人の体に大きなダメージを与え、治療後も深刻な後遺症を残すことが少なくありません。脳ドックでは、脳の断面図を撮影して状態を把握する画像検査「MRI検査」と、頭部と頸部の血管だけを映し出して状態を診る「MRA検査」、首に超音波を当てて頸動脈の流れを調べる「頸動脈超音波検査」などを行って、脳と脳血管に潜むリスクの早期発見をめざします。

Q具体的には、どんな疾患が見つかるのでしょう。

A

生活習慣の改善などを通して、発症を予防することが大切

脳の断面図を診る頭部MRIでは、脳出血や脳梗塞など過去に起きたものを含め異常として抽出されるため、今後発症するリスクが高い疾患や自覚なしに発症している疾患を発見できます。過去に発症し症状がなくとも放っておくと次は症状の出る病態となる場合があるため、生活習慣の改善などを通して発症を予防することが大切です。頭部MRAで診るのは頭の血管で、破裂するとくも膜下出血を引き起こす脳動脈瘤、脳梗塞につながる動脈の狭窄や閉塞などの発見に有用です。頸動脈エコーは、動脈の詰まりの有無や動脈硬化の度合いを可視化できます。また血管障害だけではなく、脳腫瘍などその他脳の器質的異常が症状がなくても見つかる場合もあります。

Q脳ドックを受けている人、受けるべき人について教えてください。

A

中高年は、年齢とともにリスクが上がることを自覚して受ける方が多いですね。ただ、若いからといって脳疾患のリスクがないわけではありません。30代、40代で発症する人も少なくないので、30代になったら1度は脳ドックを受けておくことをお勧めします。特に、家事・育児を一手に担っている方や、経済的な大黒柱の方が発症すると、患者さん本人にもご家族にも大きな影響が及びます。妊娠高血圧症候群などがきっかけでくも膜下出血や脳出血を発症するケースもあるため、結婚、妊娠・出産といったライフイベントが控えている女性もぜひ受けておいていただきたいと思います。脳疾患を発症したご家族がいる場合も、早期に受診を検討しましょう。

Q脳ドックで疾患が見つかった後の流れについて教えてください。

A

当院では検査までの待ち期間が短いのがメリット

検査結果の通知方法は施設によります。2週間前後で結果を郵送する施設もあれば、当日中に結果を説明する施設もあるでしょう。いずれにせよ、異常がある場合は追加の検査を経て治療に移ることもあります。ただし、脳ドックの施設に脳神経外科、脳神経内科を専門とする医師がいない場合には、改めて専門の医師のいる施設を予約しましょう。当院のような専門病院では、必ず専門の医師が結果説明を行い、状況に応じてその場で精密検査の予約を取るなど、柔軟に対応できます。当院では検査までの待ち期間が短く、不安な気持ちを抱えて過ごす時間が少ないのもメリットですね。結果説明をした医師が診断、治療に関わる点も安心材料だと思います。

Qこちらでは認知症や心臓病に特化した検診も実施していますね。

A

「当院では診療科を超えた連携が可能」と疋田先生

認知症検診では、認知症の早期発見に目的を絞っています。MRIで脳の血流が低下している部分の有無を調べたり、記憶や認知を司る海馬の萎縮を確認したりします。また、心臓病検診は、動脈硬化の程度や危険度を診るものです。脳卒中と心疾患は、いずれも動脈硬化が進行することで血管が詰まったり破綻したりして起こるものが多く、心臓にできた血栓が脳に飛んで脳梗塞になることもあり、脳卒中と心臓病の関連性は非常に深いことがわかっています。当院には脳神経外科、脳神経内科に加えて循環器内科もあり、専門性の高い医師がおりますので、診療科を超えた連携で脳も心臓も総合的に管理していくことが可能です。

患者さんへのメッセージ

脳の病気は、ある日突然発症して生活を一変させてしまいます。しかし、脳ドックで予兆を早期発見できれば、生活習慣の管理などでリスクを限りなく低減しながら暮らすことも望めます。激しい頭痛がする、ろれつが回らない、といった症状が出てからでは、重い後遺症が残る可能性が否めません。何も症状がないときにこそ脳ドックを受けて、予防につなげましょう。当院では、専門の医師がわかりやすい言葉で結果や状況を説明し、打開するための方法と合わせて丁寧にお話をします。検査・診断の正確性はもちろん、手術の技術の高さ、さらには手厚いフォローにもこだわって脳ドックを実施していますので、安心してお任せください。

自由診療費用の目安

自由診療とは

脳ドック/40000円~、認知症検診/30000円~、心臓病検診/85000円~

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