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医療法人社団 明芳会 横浜新都市脳神経外科病院

(神奈川県 横浜市青葉区)

森本 将史 病院長

最終更新日:2022/11/18

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急性期から回復期まで一貫してチームで対応

横浜市北部の脳卒中医療を担う「横浜新都市脳神経外科病院」では、発症してから治療開始までの時間が重要な脳卒中の治療をより迅速に確実に行うため、24時間365日、脳卒中を専門とする多職種がチームを構成して対応している。脳神経外科以外にも、脳血管障害と関係性のある循環器内科、整形外科、リハビリテーション科、麻酔科にも対応。発症した患者への治療だけではなく、発症前の予防から発症後のリハビリテーションまで、超急性期から回復期まで一貫してサポートを行っている。質の高い医療とともに地域の人が小さな症状や不安でも気軽に足を運べる病院であることをめざす同院について、森本将史病院長に話を聞いた。
(取材日2019年6月26日/情報更新日2022年8月24日)

病院の概要について教えてください。

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当院では病院名のとおり脳神経外科を中心とした治療を行っていますが、脳血管障害は心臓の血管との関わりが深いこと、転倒や交通事故による外傷等の場合は整形外科的治療も必要になること、また治療後のリハビリテーションが後遺症の回復に必須であることから、循環器内科、整形外科、リハビリテーション科、内科全般といった脳外科を取り巻く診療科を備えています。通常、大学病院や大規模病院は急性期の治療が終われば回復期や慢性期の病院へ転院することになりますが、当院では、回復期リハビリテーション病床を併設しているので、超急性期から回復期までをトータルでサポート。地域住民の方の健康を第一に信頼して利用していただける病院づくりをめざしており、ありがたいことに今では県外からも多くの患者さんに来院していただくようになっています。

整形外科についてもお聞かせください。

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当院の整形外科は24時間365日受入体制を整えており、年間2386件(2021年4月~2022年3月)の救急車を受け入れています。主な特徴は「超早期手術体制」です。この体制によって、9割以上の患者さんに受診して3日以内に手術を受けていただけるようにしていますし、大腿骨の骨折および小児の骨折に関しては、可能な限り土曜日も対応しています。また、場合によっては受診当日に手術も可能です。当院の股関節・大腿近位の骨折治療件数は、年間733件(2021年4月~2022年3月)の実績があるとともに、常勤の脊椎脊髄病を専門とする医師のほか、股関節専門、膝関節専門の医師も在籍しているため、外傷から変性疾患まで幅広い治療が可能です。

特に力を入れている治療について教えてください。

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脳の疾患で圧倒的に多いのが脳血管障害、つまり脳卒中です。脳卒中の治療への「チーム医療」と「敷居の低さ」は当院の特徴であり、脳卒中の治療にはこの2つが不可欠だと言えるでしょう。発症から治療開始までの時間が重要な脳卒中の治療において、当院では一般的に目標とされている60分台をクリアしており、まさに「チーム医療」の結果であると考えます。治療の際には、カテーテル治療と開頭手術の両方をバランス良く取り入れているほか、経験豊富な医師がそれぞれの治療のメリットを生かし、「安全に、シンプルに」の原則で手術を行うなど、症例に見合った治療を提供しています。そして、「敷居の低さ」として、もし軽症であったとしても、当日検査・説明をさせていただいています。なお、24時間365日、救急搬送および緊急手術にも対応できるように体制を整えています。

迅速な対応のために心がけていることはありますか?

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脳卒中の治療で“Time is brain”という言葉があるように、当院では搬送から治療までの時間を少しでも短くするため、さまざまな部署を横断した協力体制によるチーム医療を意識して、治療にあたっています。通常、医療における責任や決定権は医師にあり、医師の許可がないと動けないことが多いですが、当院ではできるだけ医師の仕事の一部をほかの職種の人にも任せています。例えばリハビリでどこまで体を動かしていいのかは理学療法士からの提案で医師が承認したり、新しい薬を使用する際の血圧や検査データの変化、副作用などについては検査科や薬剤科と一緒に、食事については栄養科からの意見を取り入れるなど、多職種が参加し、みんなでやりましょうというのが「チーム新都市」です。医師の指示どおり動くだけではなく、皆がそれぞれの専門性を生かして能動的に動く。そんな文化が根づいており、そしてそれをまとめるのが医師の役目なのです。

最後に読者へのメッセージをお願いします。

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当院では予防に注力しており、発症後に迅速に治療を始めると同時に、どんな小さな兆候も見逃さず、安全性の高い治療で一度入院した方の二次予防や軽症の方の再発防止に努めることも大きな目標としています。そのための検査機器も充実させ、生活習慣病の方は脳も入念に調べるほか、心臓もチェックしています。また、不整脈は脳卒中に大きく関わっているため、心電図検査など循環器内科とも連携して予防に取り組んでいます。健康を守るためには、生活習慣病予防を第一に意識し、規則正しい生活、バランスの良い食事と水分補給、ストレスをためないこと、適度な運動といった生活習慣を心がけることが重要です。また、数パーセントの割合ですが、頭痛の原因が脳の異常から来るもので、放置したことで後遺症が一生残ってしまうというケースもあります。一度調べておくと安心できると思いますので、軽い症状の方もぜひ受診していただければと思います。

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森本 将史 病院長

1993年京都大学医学部卒業。2002年同大学院医学研究科修了。同医学部附属病院、国立循環器病研究センター、Center for Transgene Technology and Gene Therapyでの勤務を経て、2010年に横浜新都市脳神経外科病院の脳神経外科部長に就任。2011年から現職。専門分野は脳動脈瘤、バイパスなどの血行再建手術、血管内手術などの脳血管障害、脳腫瘍。

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