医療法人社団誠高会

おおたかの森病院

診療科・部門紹介

大動脈瘤の早期発見が責務。24時間体制で迅速に患者を受け入れ大動脈解離や大動脈瘤破裂の手術に対応

大動脈瘤破裂を予防するためのステント留置術や急性A型大動脈解離、大動脈瘤破裂などの緊急手術を中心に、冠動脈疾患や心臓弁膜症など心臓疾患の治療を広く扱う心臓血管外科。24時間365日体制で救急患者を迅速に受け入れ、適切な治療を適切なタイミングで提供する。長年の治療実績から、他院で治療が難しい重症例にも強く、地域の心臓および大動脈救急のリーダー的役割を担っている。手術後は体力が著しく低下するため他職種が感染症対策を徹底し術後感染を可能な限り減らすよう心がける。また、心臓弁膜症は循環器内科とのチームで対応。負荷心エコーを導入し、循環器内科の医師が適切に診断した上で必要に応じて開胸手術や開心術を行う。

心臓血管外科チームの手術の様子

スタッフ紹介

責任者

市原 哲也心臓血管外科部長

1985年愛媛大学医学部卒業。東京女子医科大学心臓血管外科、医療法人徳洲会湘南鎌倉総合病院、千葉西総合病院、イムス葛飾ハートセンターでの勤務を経て2014年より現職。専門は大血管、心臓外科全般。 病院ホームページ内に病気の解説、治療をする中での発見や患者から教わったことなどをわかりやすくまとめた「大動脈コラム」を連載中。

メッセージ

他院で「もう手術ができない」と言われたなど心臓および大動脈のことで迷ったり困ったときは1人で抱え込まず、私たちにご連絡ください。「自分の家族が病気になったときに病院の人にしてほしい、あるいはしてほしくないと思うことは何か」を1つの指針とし、真摯に向き合ってまいります。私の使命は、救急の対応、地域ひいては全国民の大動脈瘤の破裂をなくす、つまり大動脈瘤を早期に発見するということだと思っております。特に高血圧の人や家族に大動脈瘤や大動脈解離で亡くなった人がいる人は早めにCT検査を受けましょう。心臓弁膜症と違って動脈瘤に自覚症状はほぼ100パーセントありません。事故と一緒で誰にでも起こり得るものなので、自分は大丈夫だと思っている人こそ検査を受けていただくことを望みます。