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各部位のエキスパートが集結
整形外科疾患の低侵襲手術

社会医療法人 ONE FLAG おおさかグローバル整形外科病院

(大阪府 大阪市城東区)

最終更新日:2023/01/31

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  • 保険診療
  • 認知症
  • 腱鞘炎(ドゥ・ケルバン病、ばね指)
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  • 橈骨遠位端骨折(コレス骨折・スミス骨折)
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  • 腰椎分離症
  • 腰部脊柱管狭窄症
  • 腰椎すべり症

医療の発展により「切らない」手術が主流となりつつある昨今。体への負担が少ない手術は、これまで体力的な面で手術を受けられないことが多かった超高齢患者への積極的な治療を可能にした。傷口が小さく筋肉へのダメージが少ないことから早期にリハビリテーションが開始できるなど、さまざまな面で大きなメリットがある。整形外科に特化した「おおさかグローバル整形外科病院」には、全身の各部位に対応する技術と知識、豊富な経験を持つエキスパートが集結。関節鏡をはじめとした先鋭機器を駆使した、侵襲を最小限にとどめる治療を提供している。今回は超高齢社会の進行により治療ニーズが高まる、脊椎・膝・股・手・肩の各疾患を中心に、杉安謙仁朗先生をはじめ各専門の医師にその症状や治療法などについて聞いた。(取材日2022年11月16日)

脊椎・肩・手・膝&スポーツ……豊富な経験と知識を持つ各部位のエキスパートが提供する低侵襲手術

Q腰部脊柱管狭窄症など脊椎疾患治療にも強みを持っています。

A

脊椎センター長の中野惠介先生

【中野先生】当院の脊椎疾患の患者さんで最も多いのが腰部脊柱管狭窄症です。これは腰椎にある神経の通り道が狭くなることで、腰痛や足のしびれのほか、休み休みでしか歩けなくなる間欠性跛行(かんけつせいはこう)などの症状が生じ、重症になると頻尿あるいは排尿困難などの膀胱直腸障害が出てくることもあります。また骨粗しょう症によりわずかな外力で骨が潰れたり、折れてしまう骨脆弱性骨折、例えば背骨の圧迫骨折、いわゆる「いつの間にか骨折」などの患者さんの手術も非常に多いですね。このほか頸椎椎間板ヘルニアや頸椎症性脊髄症、腰椎すべり症・腰椎分離症、後縦靱帯骨化症や黄色靱帯骨化症など、あらゆる脊椎疾患に対応しています。

Q脊椎疾患の治療には手術が必要になりますか。

A

【中野先生】脊柱管狭窄症であれば内視鏡下椎弓形成術、内視鏡に比べ少し傷口は大きくなりますが腰椎変性すべり症であれば椎体間固定術など、最小の侵襲にとどめる手術が選択肢となります。脊椎センターのこだわりは手術の8割が低侵襲であること。傷口が小さく筋肉へのダメージが少なければ痛みも軽減され、早くからリハビリが開始でき早期の社会復帰も望めます。また骨粗しょう症による椎体圧迫骨折などでは骨折箇所に風船を入れて膨らませて潰れを戻し、隙間にセメントを埋め込むバルーン椎体形成術を行っています。即時的な痛み緩和が期待でき早期にリハビリに取りかかれるため、肺炎や認知症、筋力低下といった合併症の予防にもなります。

Qスポーツ選手のけがの治療やリハビリについても教えてください。

A

スポーツ整形外科部長の杉本武先生

【杉本先生】スポーツ時の骨折や靱帯損傷などのけが、関節・筋肉といった特定の部位の使いすぎによるオーバーユースなどの診療とリハビリを提供しています。スポーツでのけがに多い膝・足関節を中心に、特に鏡視下膝前十字靱帯再建術・半月板縫合術など侵襲を最小にとどめる関節鏡手術を得意としています。最大の強みは医師、リハビリスタッフともにフィールドでの経験が豊富なこと。けがをする状況や競技復帰に必要な治療ポイントを詳細に把握しているため、けがだけでなく総合的な視点で診断から治療・手術、リハビリまで提供できる点は当院ならではだと考えます。また適切な診断と治療法が確立されたばかりの肉離れ治療にも力を入れています。

Q腱板断裂など肩関節の手術も低侵襲で行われているそうですね。

A

関節外科部長の三宅孝宏先生

【三宅先生】肩関節のトラブルには、当院で最も多い腱板断裂をはじめ、反復性肩関節脱臼、関節唇損傷、変形性肩関節症、肩鎖関節脱臼、石灰沈着性腱板炎、肩関節拘縮ほか、上腕骨大結節骨折、肩甲骨関節窩骨折などあります。当院で数多く手がける低侵襲の肩関節鏡下手術は、三角筋と呼ばれる筋肉を切る切開手術とは異なり、5ミリ程度の傷が4ヵ所と傷痕が小さく、一般的に術後の回復も早いとされています。術後の痛みも麻酔科医師によるブロック注射で痛みの緩和を図るため、安心して手術を受けていただけると考えています。動作中や夜間の肩の痛み、肩の動きづらさを感じる、すでに治療中だが改善しないという方は、一度受診をご検討ください。

Q手根管症候群ほか手疾患の低侵襲手術についてはいかがですか?

A

外傷・手外科部長の山口さおり先生

【山口先生】指先が痺れて力が入りにくくなる手根管症候群、指の曲げ伸ばしが困難になる「ばね指」のほか、特に小指側の痛みが強いTFCC損傷、橈骨遠位端骨折などの外傷が治った後も長く続く痛み、物をつまむ際に親指の付け根の関節が痛む母指CM関節症など、さまざまな手の疾患に対応しています。小さい傷口と愛護的な関節鏡の操作で必要な部分だけに手を加えて治療する低侵襲手術を中心に、1疾患に対し2~3の術式から手疾患専門の医師が相談し、患者さんごとに最適な治療法を考えるのが当部門の特色。画一的な術式にとらわれず、時には当院の強みである「低侵襲」だけにこだわらず、患者さんのニーズに対応したものを選択しています。

Q変形性膝関節症で悩む方が増えてきていると伺いました。

A

人工股・膝関節治療が専門の杉安謙仁朗先生

【杉安先生】歩行の際、膝関節には体重の3倍の負荷がかかるとされ、年齢を重ねるにつれ消耗品といわれる軟骨がすり減って起こるのが変形性膝関節症です。社会の高齢化とともに膝の痛みや歩行困難などの症状を訴える患者さんが増加していますが、核家族化が進み、家事や買物をお独りでこなさなければならない独居のご高齢の方が増えていることも、人工関節をはじめとした手術治療の希望者増の理由の一つではないかと考えています。人工関節手術はイギリスにて70年以上前に開発され現在も行われているものです。注射や投薬治療、リハビリで結果が出ないけれど、歩くことを諦めたくない方には、前向きに人工関節をお勧めさせていただいています。

Q変形性膝関節症の治療について教えてください。

A

股関節・膝関節の人工関節手術を担当する松原正樹先生

【松原先生】変形性膝関節症の治療は主に3つあり、軟骨の破片を取り除くことで炎症を抑える目的の膝関節鏡治療、骨を切って傷んだ部分への負担軽減を図る骨切術、軟骨の代替品となる金属に置き換える人工関節手術です。人工関節には一部だけを入れ替える単顆(たんか)置換術、膝関節全体を置き換える全置換術がありますが、単顆置換術の対象になる症状は少なく当院では全置換術を行うことが多いです。豊富な経験と技術、先鋭の医療機器を駆使して手術をご提供できるよう努めています。さらに両側の膝手術を同時に行っているのも当院の特徴の一つ。片足ずつよりも治療・リハビリ期間をぐっと抑えることにつながり、早期の社会復帰をめざせます。

患者さんへのメッセージ

【藤尾圭司院長】脊椎センター長の中野惠介先生、スポーツ整形外科部長の杉本武先生、関節外科部長の三宅孝宏先生、外傷・手外科部長の山口さおり先生、股・膝の人工関節手術の中心的役割を担う杉安謙仁朗先生と松原正樹先生ら6人の常勤医師をはじめ、豊富な経験を持つ医師が多数在籍し、手術支援ナビゲーションシステムなど先鋭機器を用いた手術、関節鏡などによる低侵襲治療を提供しています。受診理由とは違う整形外科疾患が見つかったとしても、医師、医療機関同士が連携を取り幅広く対応できるのも当院の強み。リハビリスタッフも各部位に特化した知識と経験を積み、医師とチームを組み患者さんの回復をしっかりとサポートしています。

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